デアゴスティーニから発売の第24弾。
ゲストは小池朝雄、出水憲司、葉山良二、谷村隆之など。
あらすじ
ある夜、辰五郎が助けた初老の男と幼い子供は、
藩の後継者問題で命を狙われている2人だった。
吉宗もまた、火事の現場でその2人を見かける。
2人は町人に姿を変えて、ひっそりと暮らそうとしていた。
しかし、そんなことは許されるはずもなく、
刺客が襲いかかるがめ組および吉宗によって撃退される。
奥州の小藩を巡るお家騒動の渦中にいる
若君・市太郎(谷村隆之)と御守役・三田作兵衛(小池朝雄)の運命は――という話。
感想
跡目相続問題といういつの世も変わらん題材。
今なら自分とこだけで済むかもしれんが、
当時は藩お取り潰しになるんだから必死になりますわな。
本作はなんちゅうてもコロンボ小池さんのさすがの演技。
まだ50歳にもなってないはずなんだけどねえ。
どっからああいう貫禄というか出てくるんやろね。
しかし、浜伸二さんの顔は相変わらず怖い(笑)
ゲストは中野誠也、江崎英子、横森久、河合絃司など。
あらすじ
ある日、源三たちが助けた農民は
かつて「信州の虎」と呼ばれた
伝説の人物を求めて江戸に来ていた。
信州の虎は厳しい年貢の取り立てに苦しむ農民を救うため、
代官をぶった斬って仲間とともに消えた義に厚き男。
しかし、いくら英雄でも吉宗にとっては罪人で、
そのことを知る辰五郎にとっても気が気でない。
やがて、馴染みの蕎麦屋・長次(中野誠也)が
信州の虎であることを知った吉宗。
妊娠中の女房・お咲(江崎英子)がいて、
今は真面目に働く長次を単なる罪人とは思えない吉宗。
ある夜、吉宗は処罰すべしと進言する
忠相と五郎左衛門を蕎麦屋に連れていって――という展開。
感想
なかなか名場面の多いグッとくる話。
音楽がこれまたいいし。
暴れん坊将軍のヒットしたのって、音楽の力も大きいと思う。
横森さんが演じている信州伊奈郡の代官に
八代将軍吉宗と名乗るクライマックスも珍しい。
これなんか傑作選に入っててもおかしくないと思うなあ。
ゲストは朝丘雪路、若柳禄寿、大木正司、曽根晴美など。
あらすじ
奥州山形藩でお家騒動勃発の話を聞き、
本当かどうか調査を進めていた吉宗。
藩主の正室・阿佐加(若柳禄寿)は
人柄は最高だが子供を産めなかった。
一方、側室・お貞(朝丘雪路)は
世継ぎを産んだのをいいことにやりたい放題。
しかし、お貞の行動にはある秘密があった――という話。
感想
かつて夫を殺された農婦が
復讐のために藩主の側室となり、
亡き夫の子供を世継ぎに仕立てるという点が
まあメインっちゃメインなのだが、もひとつわかりにくい。
悪役の動きもイマイチわかりづらいっちゃわかりづらい。
他の2作品がいいだけに、ちともったいないかな。