笹沢左保「ふりむけば霧」を久々に読む

1987年初出の作品。

あらすじ

18歳の時、殺人を犯して以来逃げ続けていた千早芙美子。
時効成立まで残り一年半となった時、上京することとなった。

しかし、飛行機の中で彼女は一番会いたくなかった人物と遭遇。
なんと自分が殺した女性の夫である八ツ橋待彦に出くわしたのだ。

観念した芙美子だったが、なぜか待彦は芙美子を援助する。
愛を感じる芙美子だったが、時効を前に再び殺人事件に巻き込まれる。
今度の容疑者は待彦だった。苦悩する芙美子だがやがて――という展開。


感想

ラブサスペンスという内容で後期の特徴である官能性を絡めた作品。
正直、ミステリを読みなれている人なら何となく想像がつく内容。
ところが、そう読んでいると意外なことにぶちあたる。
別に結論がそう変わるわけではないのだが、見せ方はやはりうまい。
芙美子にそう魅力があるとは思えないのが難点かな。

今は時効というものが存在しないので
ミステリもどんどん作りにくくなっているような。
まあ時効なんて何のためにあんのよと思っていたから
撤廃されたのはまことに喜ばしいことではあるが。

時間が経てば改心するってもんではないわな。
過去の事件に関しても時効撤廃とかそういうルールにならんもんかね。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

ページトップに戻る