フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1957年公開の東映映画。キネマ旬報ベストテン第1位に輝いた。望月優子、加藤嘉、江原真二郎、中原ひとみ、木村功、中村雅子らが出演。あらすじ田植えを祝う村祭りで賑わう霞ヶ浦近くの農村。田村次男(江原真二郎)は家の田植えを手伝う青年。しかし、兄・栄吉(南原伸二=南原宏治)からは定職に就く気がないならいっそ自衛隊に行かんかいと言われる始末。次男はその自衛隊帰りの仙吉(木村功)たちと対岸に渡り遊びまわる。
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1990年制作の名探偵ポワロシリーズ第20弾。原作はクリスティの処女作でありポワロ初登場作品なのだが(笑)ちょうど生誕100周年だったのでそれを記念したスペシャル版。あらすじ第一次世界大戦中に負傷してイギリスに戻ったヘイスティングス。旧友ジョンの誘いでスタイルズ荘に滞在することに。ところが、屋敷では主のイングルソープ夫人と旦那を巡って不穏な状態が続いていた。落ち着けるかいなこんなところでと思ってい
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1972年公開の東映時代劇映画。監督は中島貞夫、主演は初時代劇の菅原文太。伊吹吾郎、渡瀬恒彦、小池朝雄、江波杏子などが出演。あらすじ上州無宿の紋次郎(菅原文太)。兄弟分の左文治(小池朝雄)の一家に身を寄せた時、左文治がお夕(江波杏子)を犯そうとした仙松を斬ってしまう。左文治が病床の母を思う気持ちを聞いて紋次郎は身代わりになることに。三宅島で過酷な労働に従事する紋次郎。島抜けを計画している男女と知り
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1976年公開の東映やくざ映画。主演は松方弘樹と千葉真一、監督は中島貞夫。渡瀬恒彦、新藤恵美、矢吹次朗、尾藤イサオ、室田日出男、梅宮辰夫、成田三樹夫、地井武男など錚々たるメンバーが出演。あらすじ舞台は本土復帰を間近に控えた昭和46年12月。本土からの暴力団を阻止するべく大同団結に向かう沖縄のやくざ社会。対立関係を乗り越え大城(織本順吉)派と国頭(千葉真一)派が合体し「沖縄連合琉盛会」が結成された。
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1988年出版の短編集。表題作のほか、「暗い光」「バイバイ・アリバイ」「うぶな娘」「初恋」「阿見の女」「盲点のひと」の計7編を収録。あらすじと感想「暗い光」は週刊小説昭和62年9月4日号。夫の転勤で蛍が見える田舎に引っ越してきた人妻のわたし。暑い夏にうんざりしているが、そんな中同居している甥の啓吾に殺人容疑が――という話。1989年の乱歩賞作家サスペンスで映像化。出演はかたせ梨乃、倉田てつを、寺田
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1965年公開の大映時代劇映画。眠狂四郎シリーズ第5弾。監督は「必殺」シリーズ初期を支えた三隈研次。主演は市川雷蔵、中村玉緒、安部徹、西村晃、中原早苗などが出演。あらすじある日、仇討ちの助けをした眠狂四郎(市川雷蔵)。斬られた男は「助太刀はお主の恥」と言い残して死んでいった。助太刀の報酬はぬい(中村玉緒)の身体。さすが「女を犯すことには慣れている男」狂四郎。自分でいうかね、アンタ。そんなことがあり
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1968年公開の大映時代劇映画。眠狂四郎シリーズ第11弾。主演は市川雷蔵、緑魔子、川津祐介、渡辺文雄、寺田農となかなかの布陣。あらすじ亡き母の墓参りに14年ぶりに甲府を訪れた眠狂四郎(市川雷蔵)。そこで墓守から狂四郎と同じく黒ミサの子として生まれた兵吾(寺田農)の存在を知る。甲府では将軍家斉の妾腹の子、土門家武(川津祐介)・紫(緑魔子)の兄弟が暴虐の限りを尽くしていた。2年前、幕府は2人の行状が御
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1967年公開の大映時代劇映画。眠狂四郎シリーズ第9弾。第4弾「女妖剣」以来の狂四郎の出生に関わる内容。鰐淵晴子、成田三樹夫、久保菜穂子、金子信雄、稲葉義男などが出演。あらすじ馴染みの矢場女・おえん(久保菜穂子)のもとにいる狂四郎(市川雷蔵)。「女は抱くものとしか心得ていない」と言いたい放題の狂四郎に、襲い掛かる謎の一味。それは闕所物奉行・朝比奈(金子信雄)と家来だった。難なく撃退した狂四郎は、ち
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1969年公開の大映時代劇映画。市川雷蔵版の眠狂四郎シリーズ第12弾で最終作。藤村志保、久保菜穂子、松尾嘉代、朝丘雪路に吉田日出子、小池朝雄、江原真二郎らが出演と結構豪華。あらすじ毎度おなじみ大奥の権力争い。相手方の女捕まえて折檻するわ、気に入った女捕まえてレズに走るわやりたい放題。そんな中、狂四郎の偽物が現れ将軍の子を身ごもったお千加(松尾嘉代)一派の女が殺されていく。裏で糸を引いているのは大奥
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1969年公開の大映仁侠映画。当時東映仁侠路線の人気が継続中で、わざわざ東映の脚本家・高田宏治を招き製作された。一世を風靡した人気スター、市川雷蔵の遺作。あらすじ渡世の義理からやむなく男を殺した桜田丈吉(市川雷蔵)。殺した男の妹・お園(亀井光代)に憎まれながらも、金を作るため盆に向かうが、失敗してしまう。危ないところを小洗音次郎(近衛十四郎)に助けられ命を預ける。そして6年後――。務めを果たした丈
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