フリーライター Sakamoto Norio ブログ

高校野球・橋本清「PL学園OBはなぜプロ野球で成功するのか?」を読む

1987年春夏連覇のメンバーで巨人に入団した橋本清投手の本。橋本投手とPL出身の様々な選手とのインタビュー集。もっともインタビューらしいのは最後の前田健太投手との話だけだけど。登場するのはインタビュー順に桑田、宮本、立浪、清原、木戸、金石、吉村、片岡、野村、中村監督、前田の11名。なんとも豪華。監督を除けばいずれもプロ野球で活躍した人ばかりで本を出したインタビュアーが一番成績では下なのが面白い。P
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東映時代劇映画「水戸黄門」(1957年版)を観る

1957年公開の東映時代劇映画。あらすじ時は五代将軍綱吉の時代。助さん格さんとともに江戸入りしたご老公。いきなり畑を荒らしまわる野良犬(それにしてはきれいだ)を見て「犬公方」綱吉に諫める意思で犬の皮をはいだ贈り物をする。それを見て綱吉、怒るどころか納得してお触書を出すよう指示。そんなこんなでご老公、今度は高田藩のお家騒動を知りまたまた首を突っ込んで・・・という話。 感想月形龍之介の芸能生活38周年
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松本清張原作ドラマ「砂の器」(2011年版)を観る

2011年にテレビ朝日で前後編で放送された一作。吉村刑事(玉木宏)を主人公にしていることとオリジナルキャストの新聞記者(中谷美紀)が新しい点。あらすじ昭和35年12月11日未明、東京・蒲田駅構内の操車場で男性の死体が発見された。聞き込みの結果、「カメダ」という言葉がキーワードとして浮上する。東へ西へと操作する中、意外な容疑者が浮かび上がってきた——という話。感想これまで何度も映像化され、松本清張原
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西村京太郎33「七人の証人」を久々に読む

1977年初出の十津川警部登場作品の中でも珍しい作品。トラベルミステリー突入前の長編本格ミステリ。ぜひとも映像化してほしい1つ。あらすじある日いきなり殴られ気絶した十津川警部。目を覚ますとそこは見知らぬ絶海の孤島だった。しかし映画のセットのような街角が作られていて一人また一人と人が現れる。調べてみると十津川の他に7人の男女が誘拐されてきていた。そこに猟銃を持って現れる初老の男性。男は一年前に殺人容
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西村京太郎22「日本ダービー殺人事件」を読む

1974年初出の作品。映像化はまだなし。あらすじ日本ダービーを間近に控えた5月。12連勝と圧倒的強さを見せる本命馬タマキホープのオーナーとジョッキーのもとに脅迫状が。十津川警部が調査に乗り出すがジョッキーは毒殺され、タマキホープはレースで惨敗、替わりのジョッキーは失踪、オーナーも殺害されと次々と不可解な事件が起こる。果たして犯人は誰か?競馬界内部の不正と仕組まれた罠に十津川警部が挑む。感想著者が様
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横山光輝「項羽と劉邦」を読む

図書館でたまたま読んでからハマってしまった。なぜか「劉邦と項羽」とは言われんのよねえ。あらすじ張良が企てた始皇帝暗殺未遂から始皇帝の死、乱世の世の中、項羽の楚と劉邦の漢の戦争を経て項羽の死までが描かれている。感想漢朝最大の功労者は「張良・韓信・蔣何」でそれを使いこなした劉邦は偉いというか何というか。項羽にそれだけの度量があれば天下無敵だったろうに。やはり天は二物を与えずってのは正しいのかね。20代
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天使シリーズ3・三好徹「汚れた天使」を読む

1978年の文庫版。内容は1968年発表の表題作「汚れた天使」を始め「虚ろな天使」「いかさま天使」「罪ある天使」「悲しき天使」「幻の天使」「天使の馬」の計7編。あらすじ(汚れた天使)「私」はある中央紙の横浜支局詰の新聞記者。上司と折り合いが悪いせいか、能力はかわれど出世できず。ある日、同僚の若い記者が娼婦に入れあげているというので支局長から頼まれ話を聞きに来た。プライベートにとやかく言うのは好きで
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西村京太郎55「恐怖の金曜日」を読む

1982年初出の長編小説。映像化はまだなし。トラベルミステリーオンパレードの最中に書かれたそれ以外の貴重な作品と言えるかも。あらすじ金曜日の深夜に発生する連続暴行殺人事件。狙われるのはなぜか日焼けした若い女性。残された体液から犯人の血液型はB型と判明。焦る捜査本部に届く犯人からの殺人予告状。苦労の末、容疑者を確保したものの十津川の心は晴れない。そして新たな殺人が――果たして犯人は誰か?という話。感
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西村京太郎70「雷鳥九号殺人事件」を読む

1983年初出の短編集。1987年に「雷鳥九号殺人事件」が土曜ワイド劇場で「L特急『雷鳥九号』殺人事件」としてテレビドラマ化。「雷鳥九号殺人事件」「幻の特急を見た」「急行『だいせん』殺人事件」「殺人は食堂車で」「夜行列車『日本海』の謎」の5編。あらすじ(雷鳥九号殺人事件)雷鳥九号の車内で貴金属商が射殺。凶器の拳銃が発見され容疑者らしき女性もすぐに確保。簡単な事件に見えたが金沢で起きた事件がからむこ
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西村京太郎20「赤い帆船」を久々に読む

1973年初出の作品で、記念すべき十津川警部初登場作。もっともこの頃はまだ警部補なのだが。残念ながら映像化はまだなし。あらすじ深夜に起きた自動車事故。死亡したのはヨットで単独無寄港世界一周に成功したばかりのヒーロー、内田洋一だった。事故死かと思われたが遺体からは毒物反応が。警視庁の十津川警部補が捜査に乗り出すが容疑者と思われた内田の妻、バックアップしてた企業の部長などが次々と殺されていく。最後に残
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