フリーライター Sakamoto Norio ブログ

横溝正史シリーズⅡ「八つ墓村」を久々に観る

1978年TBSにて全5回の放送。説明の必要がないぐらい有名な作品。この作品が劇画化されたことが横溝正史ブームの火付け役となった。原作、映画、連ドラ化とされたわけだが松竹で映画化された際の流行語となった「たたりじゃ~」のインパクトがあまりにも強いためこの横溝正史シリーズⅡでの連ドラ版は意外と評価が低い。出来は悪いことないと思うんだけど。原作を読んだのは小学校高学年ぐらいだったので(角川文庫のカバー
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マカロニウエスタン・映画「情け無用のコルト」を観る

1968年のマカロニ・ウエスタン。年齢差のあるコンビものというのは意外に珍しいかも。あらすじ主人公スティーブは賞金稼ぎというか各地の助っ人として稼いだ金で恋人と牧場を買って平和に暮らしたいと願っている。かたや年おいたガンマン・デュークはなかなか拳銃を捨てきれない。このあたりの対比はまあまあいい。しかしスティーブの恋人というのがデュークの娘なわけだがいくら黙ってつきあっていたとはいえそこまで怒らんで
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マカロニウエスタン・映画「野獣暁に死す」を観る

1968年のマカロニ・ウエスタン。日本から仲代達矢さんが参加している。あらすじ妻を殺された夫が凄腕の仲間を集め復讐するという単純明快なストーリー。仲代さんはちょっとイカレてる残忍な悪のリーダー。「用心棒」の新田の卯之助が出世したようなもん。仲間を集めるところは「荒野の七人」の様だがまあホイホイ集まる。桃太郎がきび団子で釣るようなもんだ。シナリオの勉強してたらホイホイ集めんと葛藤をいれんかいとか突っ
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マカロニウエスタン・映画「増える賞金、死体の山」を観る

1973年のマカロニ・ウエスタン。日本未公開。あらすじ悪徳将軍の配下に拉致された娘を救うべく軍医が依頼したのは一人の賞金稼ぎと騎兵隊トリオ。4人は配下の集団を追い将軍の砦に辿りつき娘を救出しようとする――という話。感想マカロニウエスタンも終焉の時期。話のネタがないのか中途半端感満載。アクションはまあ観れなくないけど(傘にマシンガン仕込んでたり)いかんせん動きがスローでないかい?あと明らかにこのシー
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名作マカロニウエスタン・映画「夕陽の用心棒」を観る

1965年のマカロニ・ウエスタン。主演はジュリアーノ・ジェンマ。この時はモンゴメリー・ウッド名義。なぜだか日本未公開。あらすじと感想個人的にはマカロニウエスタンのなかでも上位に入る出来栄え。なんちゅうても脚本がよくできてる。素直にオモロい。そりゃこれ一作でマカロニのスターにもなりますわな。ジェンマの名前はリンゴ。あだなはエンジェル・フェイス。軽い感じの役柄なのだが、早撃ちは天下一品。出だしから自分
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マカロニウエスタン映画「二匹の流れ星」を観る

1967年のマカロニウエスタン。あらすじと感想主演はゲイリー・ハドソン。誰やねんと思ったらジャンニ・ガルコ。変名かい。出だしはなぜか日光浴。のどかだねえと思ったら主人公のジャンゴ(そんなんばっかり)が隣に寝そべる男に話しかけるのだが実は自分が殺した賞金首というなかなかインパクトのあるオープニング。一方、敵役の主人公であるマヌエルは昔自分を裏切った男の元を復讐に訪れ娘を拉致。このボンクラ男がジャンゴ
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マカロニウエスタン・映画「アヴェ・マリアのガンマン」を観る

1969年のマカロニ・ウエスタン。日本では劇場未公開。あらすじケガをしている男ラファエルを助けたセバスチャン。何とラファエルはかつてのダチでセバスチャンとよく遊んでいたというのだがその頃の記憶を失っているセバスチャンはよくわからない。しかしラファエルの指摘で徐々に記憶が甦ってくる。自分は将軍の息子でラファエルは使用人の息子だった。しかしある日、父親は殺され母は父を殺した男と今も生きていると知る。一
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マカロニウエスタン「暁のガンマン」を観る

1968年のマカロニウエスタン。主演はジュリアーノ・ジェンマ。あらすじ強盗団が残した死体を葬る際出会ったティムとハリー。その夜、酒場で偶然再会し2人の珍道中が始まる。実はティムは追われる身でやがてハリーを巻き込み――という話。感想おちゃらけムード全開のジェンマ。丸腰で弱い男を演じちゃいるが実は凄腕のガンマン。その正体が明らかになる際に見せるアクションはさすがの一言。お人よしのハリーがこれまたピッタ
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マカロニコンバット「戦場のガンマン」を観る

1969年のイタリア映画。あらすじホフマン中尉率いる米軍レンジャー部隊は秘密指令を受けヒトラーのK作戦を察知すべくイタリア北部のドイツ司令部に向かう。検問所をどうにか突破しドイツ司令部に潜入している女スパイと連絡を取りどうにかこうにか指令所を手に入れる。しかし、スパイは殺されレンジャー部隊も一人また一人と倒れていく。果たしてホフマン中尉は任務を果たす事が出来るのか?――という話。 感想前半の印象か
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西村京太郎17「伊豆七島殺人事件」を読む

1972年の海洋本格ミステリー。この時代は海がらみの作品が多い。残念ながら映像化はまだなし。あらすじ「海洋ジャーナル」の記者である瀬沼。友人である海洋開発実験中の片桐の元を取材で訪れるが水深40メートルの海底の家で起きた殺人事件の存在を知る。激烈な海洋開発の企業戦争、連続して起きる不審な死。瀬沼は失踪中の兄を探す美紗子と知り合い、首をかけて事件の真相を探りだそうとするが――という話。感想伊豆七島の
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