フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1989年出版の作品。2011年にTBSで映像化。黒姫伝説に絡め清水刑事の悲恋を描いた内容。あらすじ十津川警部の部下・清水刑事は婚前旅行のつもりで恋人のみや子と志賀高原へスキーをしにやってきた。ところが、突然みや子が姿を消してしまう。無事戻ってきたので気を取り直してスキーをしていると清水刑事の目の前でみや子が射殺されてしまう。みや子が残したダイイングメッセージ「クロヒメに……」とは何をさしているの
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1986年出版の作品。2002年にTBSで映像化。あらすじ和歌山駅前のホテルで弁護士が殺害された。続いて串本の海中展望塔で仲間の会社社長が殺される。県警の要請を受け十津川警部たちが調べたところ、2人はゴルフ会員権詐欺で儲けた悪仲間だったことが判明。亀井刑事が詐欺集団の黒幕とみられる佐伯に聞き込みに行くがにべもない反応で追い返される。すると行方不明中だったもう一人の仲間が伊勢線の無人駅で死体となって
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1987年出版の作品。2012年に土曜ワイド劇場で映像化。しかし、内容はほぼオリジナルに近い。あらすじ雑誌記者の矢代は編集長から清里高原への取材を命じられる。コンビを組むのがカメラマンの木下と聞いて矢代は嫌な顔をする。ところが当日、矢代の前に現れたのは木下の妹・由美だった。腕は確かのようだったので、そのまま矢代は由美と取材へ。ちょうど人気女優の小池祐子が来ていたのだのだが、翌朝矢代と由美は祐子の死
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1982年出版の作品。同年にザ・サスペンスで映像化。十津川警部を演じたのは宝田明、亀井刑事は犬塚弘。あらすじ兄の葬式に行った十津川警部の部下・日下刑事。帰りに乗った特急さくらの車内で倒れている女性を発見。ところがその直後、何ものかに頭を殴られ気絶。意識が戻ってみると女性の死体はどこにも見当たらない。いったいどこに消えてしまったのか?東京に戻った日下刑事はその奇妙な出来事を報告。誰もが不思議がる中、
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1987年出版の作品。2005年に土曜ワイド劇場で映像化。あらすじ吉岡という男に騙され借金を抱えた風見ゆう子。自殺を決意して雪の北海道へ旅立ったのだが「100万円を使ってくれ」という奇妙な依頼を受ける。自殺するのを止めないことを条件にその男と旅をつづけたゆう子だが、網走で自殺を図ろうとした時警官たちに止められてしまう。連続殺人の容疑者としてだ。確かに被害者の男とは列車で会ったがなぜ自分が?巧妙に張
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1989年出版の作品。1990年と2008年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。あらすじ東京駅についた寝台特急「さくら」の車内から男女2人の射殺死体が発見された。妙なことに2人の所持品からは5000万の札束が。しかもそれは4年前に起きた少女誘拐殺人事件に絡んだお金と判明。十津川警部たちは4年前の被害者の父親に疑惑を抱くが違う寝台特急に乗っていたことがわかりアリバイが成立。十津川達は誘拐犯人のリーダー
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1987年出版の作品。1987年と2007年の2回土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。あらすじ大学時代の同人誌仲間に誘われ、5年ぶりに水戸に集まった5人の男女。矢代と由紀は大学時代から付き合い結婚、原田は婚約者の敬子を連れてきた。同窓会を企画した阿部は矢代たちの予想と異なり同人誌仲間のみどりと結婚していた。ところがもう一人の仲間、田村は参加しなかった。東北の温泉巡りをかねた旅のはずが飯坂温泉で由紀が、
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1993年出版の作品。2003年に月曜ミステリで映像化。あらすじ鹿児島・指宿の海岸で男女の死体が発見される。2人は東京在住で所持品に搭乗券があったが、空路の時刻に特急「つばめ」車内で乗務員・宏子が目撃していた。その情報を実名で警察に投函したところ、宏子が襲われる。死体で発見された男女が70億という巨大な金に絡む事件に関係敬していることが判明。そうした時、宏子の彼氏である塚原が殺害され、さらには70
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1961年公開の東映時代劇映画。東映創立10周年記念映画として製作された。配役は大石内蔵助……片岡千恵蔵 千坂兵部……市川右太衛門 堀田隼人……大友柳太朗吉良上野介……月形龍之介脇坂淡路守……中村錦之助堀部安兵衛……東千代之介浅野内匠頭……大川橋蔵 伝吉……中村賀津雄 大石主税……松方弘樹 上杉綱憲……里見浩太朗柳沢出羽守……柳永二郎など。ザ・ダイジェスト版忠臣蔵。驚くほど間がすっぽかされ一人
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1976年1月6日から毎週火曜日全31回放送。石原プロ製作ドラマ記念すべき第1号であるとともに渡哲也の闘病からの復帰第1作であった。あらすじと感想組織暴力を担当する捜査四課を扱ったのは当時としてはかなり珍しい。また、アクションでなく人間ドラマで勝負したのも斬新だった。さらに刑事とマスコミの関係を描くのも新鮮。当時、石原裕次郎42歳。渡哲也34歳。倉本聰41歳。社会が幼くなったと言われる今日と比べ当
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