1996年火曜サスペンス劇場枠にて放送。
原作は本格推理の名手・土屋隆夫。
主演は内藤剛志。風間杜夫、松田美由紀、姿晴香などが出演。
あらすじ
舞台は栃木県のある町。
農薬による自殺未遂で女性が意識不明に。
南栃木署の田所刑事(内藤剛志)はその女性が
高校の同級生・浜野美砂(姿晴香)と知ってびっくり。
数日前、同窓会で再会し元気な姿を見たばかりの美沙がなぜ?
疑問を感じた田所が調べたところ、
第一発見者の学童塾講師・今野(風間杜夫)の行動に怪しさを感じた。
やがて、美砂の夫が提出した日記から、
美砂が同窓会から帰って来た夜、
自宅で何者かに暴行されたことが判明。
田所は姿を消した今野を追ううちに、
かつてのクラスメート・奈美(松田美由紀)が
以前今野の愛人になっていて、そのことが理由で
今野の妻が4年前に自殺していたことを掴む。
美沙は意識を回復するものの、その直後息を引き取ってしまう。
最期の言葉を聞いたのは今野だけ。
美沙は今野に何を告げたのか。そして事件の真相は――という話。
感想
久々に観たけど、なかなか面白い。
原作を踏襲しながらも、補強している点が結構ある。
風間さんの今野はオリジナルキャストだし、
田所・美沙・奈美が同級生でクラスメートというところとか。
やさしい遺言ってところがポイントで、
これがラストのどんでん返しに効いてくる。
火サスもこういう作品を作り続けてたら継続できたのでは。
いまさらだけど。
一世風靡セピアの武野さんが内藤さんの同僚刑事で登場。
悪川先生ですな。あれって何年前になんだろ。40年ぐらい前かな。
そりゃ、自分もおっさんになるはずよねえ。