デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第53弾。
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ゲストは朝加真由美、藤岡重慶、小野川公三郎、林ゆたかなど。
あらすじ
悪徳芸能プロダクションの社長・丹羽(林ゆたか)が、
何者かに刺されて重傷を負って病院へ。
次の日、所轄の根岸警部(藤岡重慶)がGメン本部にやってきた。
速水刑事が現場近くにいた女性の報告を怠っていたというのだ。
確かに速水は前夜現場近くで、運転中に飛び出してきた女性と遭遇。
その女性は以前助けたことのある松本彰子(朝加真由美)だった。
彰子は丹羽に騙されて、生きる希望を失っていた過去があった。
二年も前のことで関連性はなかったと考えた速水だったが、
彰子の行方を根岸警部と追ううちにイメージの相違を感じることに。
恋人と屋台で働いている彰子を見つけた速水は、
丹羽に会いに行ったことを聞いて驚くが、真意を聞いてホッとする。
しかし、丹羽が生きていることを知った彰子は、
犯人は自分と綴った遺書を残して自殺。
そして、入院中の丹羽が殺されて――という話。
感想
くノ一共演リターンズ。
そこに林ゆたかさん&藤岡重慶さんがいるのだから文句なし。
と言いたいのだが、なんやろねえ、なんかバランスが悪い気もする。
ウェディングドレス着て自殺する心境はわからんでもないが、
なんか短絡過ぎというかそこに共感するのは無理筋かな。
あと真犯人は分かりすぎるぐらい分かりすぎだし。
これだともうちょい違った作り方があるのでは。
毎度おなじみ河合さんは医者で登場。
ゲストは岩下浩、稲葉義男、新橋耐子など。
あらすじ
白バイ警官が何者かに狙撃され殺された。
被害者は立花警部補の同期・秋月警部補(岩下浩)の弟。
凶器に使われたのは銃器工場から十日前に盗まれた
五挺のライフルのうち一挺と判明。
容疑者を割り出した立花たちは現場に急行するが、
肝心の容疑者はすでに射殺されており、ライフル一挺が消えていた。
やがて、第二の警官射殺事件が発生。
現場にいたカナリアの鳥かごを持つ無口な少女・めぐみ(松下実加)は、
立花や速水の言葉を全く寄せ付けようとしない。
そして、定年を迎えた茂木刑事(稲葉義男)が射殺された。
厳戒態勢が引かれる中、捜査本部に犯人からの電話が――という話。
感想
ハードアクションシリーズと銘打つだけあって、なかなかの展開。
ヘリからの撮影とか、現在のテレビドラマでは見れないお話ですな。
連続射殺魔VS警察という構図の分かりやすさ、
ハードな展開、小田切&黒木警視も現場に登場。
次回とあわせて前後編。
本話がアクション中心で、次回は隠された動機が中心になる。
銃器工場のオヤジが河合さん、屋台の焼鳥屋が木田三千雄さん。
ゲストは前回+松橋登、風吹ジュン、子役の松下実加など。
あらすじ
婦人警官を射殺した男を捕らえたGメン。
しかし、それは模倣犯で真犯人は別にいた。
やがて、銃器工場の事件を洗い直した結果、
工員・西野(松橋登)の存在が浮かび上がる。
デパートの小鳥売り場に勤務する理沙(風吹ジュン)への聞き込みで、
西野とめぐみの繋がりが判明。
父親が獄死した西野には警察を憎む理由があり、
さらには別件逮捕による銃器工場の事件の取り調べで
カナリアにまつわる哀しい出来事があった。
西野にターゲットを絞るGメン。だが、更なる事件が――という話。
感想
カナリアの話はもちろん、
隠された動機が明らかになっていく過程が見事。
冷静に考えりゃそこまで連鎖があるもんかねって話だが、
そんなことを感じさせない説得力が抜群にある。
模倣犯は市川好朗さん。もともと子役なんだよな。
それが災いしてというか、変にプライドがあって
大成しなかったみたいなことを誰だっけ、書いてたような。
刑事ドラマでは小悪党を演じてるのが多いけど、
天知茂主演の時代劇『闇を斬れ』なんかで演じてた
強がってるけど気のいい若旦那なんか上手かったなあ。
哀しい射殺魔は松橋登さん。
似合うんだなあ、こういう役が。
少々エキセントリックだったり、
サイコチックな犯罪者を演じさせれば天下一品。
西田健さんとか蟹江敬三さんとかとはまた違ったタイプの方でしたな。
ラストをああいう風に持っていけるのはGメンならでは。
だから、テロップがより活きるというかね。
相馬さんが銃器工場の守衛で登場。