火曜サスペンス劇場「津軽竜飛岬 風の殺意」を観る

1991年火曜サスペンス劇場枠にて放送。
伊藤かずえ&露口茂主演の山岳ミステリーシリーズの1つ。
原作は広山義慶『風の殺意』。
船越英一郎、加納竜、夏夕介、深水真紀子などが出演。

あらすじ

北海道旭川市の刑事・殿岡みどり(伊藤かずえ)は、
登山の経験を買われて山岳救助隊員としても働いている。

ある日、先輩刑事・筑前(露口茂)に付き添い、
旭川刑務所を仮出所した今井(伊藤達弘)を出迎えに。

今井の性格を知る筑前は、
執念深い今井がまた何かやらかすと見ていた。
何せ今井は傷害の常習犯で、以前付き合っていた
クラブ歌手・則子(岸加奈子)を取られたと勘違いし、
全く関係のないバンドマンを刺して刑務所に逆戻りした男。

しかし、則子の恋人はエリート予報官・川島(加納竜)だった。
数日後、川島の天気予報を見ていたみどり&筑前は、
番組の中継映像の中に今井の姿を発見する。

これは今井がまたやらかすと踏んだみどり&筑前は、
東京のテレビ局へ川島を訪ねる。
余裕ぶる川島だが、筑前は不安。

ところが一週間後、青森の竜飛岬で今井が死体となって見つかり、
ちょうどロケに来ていた川島が疑われることに。
今井は川島の妻・千春(深水真紀子)を腹いせにレイプしていた。

どっからどう見ても川島が怪しいと見られたが、
何かひっかかるものがあると感じたみどり&筑前は則子の消息を追う。

則子は5年前の事件の後、旭川から姿を消していた。
千春が何か知っているのではと訪ねるみどり。
すると、そこには川島の古くからの友人・杉本(船越英一郎)の姿が。

帰り道、みどりの後を追ってきた杉本が言うには、
則子は自分と暮らしているという。
それを頼んだのは川島というからややこしい。

そして、則子が死体となって見つかった。犯人は誰か――という話。


感想

この頃の火サスは比較的若手女優のシリーズがあった頃。
山口智子さんは動物医(だったかな)、黒木瞳さんは・・・忘れた。
なんせシリーズがあって、伊藤かずえさんはこの山岳シリーズ。

そのもうちょい前は、連ドラ出なくなった人たちが
主演するってイメージがあったけど、逆輸入というか
2時間サスペンスで主演して連ドラに進むみたいな時期もあったのだ。

もっともそのせいでシリーズが長く続かなかったケースもあるけど。
まあ、伊藤かずえさんはその前から売れてましたわな。
我々世代には『不良少女とよばれて』『乳姉妹』
『スクール☆ウォーズ』『ポニーテールは振り向かない』とドンピシャですわ。

リアルタイムで最初に観たのは水戸黄門だったかもしれない。
出てたよね、確か。まだ初代・東野英治郎さんの頃。

それはさておき、本作の話。
山さん&叶刑事の共演、気象条件を活かしたトリック、
地元の刑事・松山照夫さん始め名バイプレーヤーの登場など、
それなりに見どころ満載。

人間関係のアヤというか、
それを活かしたミスリードもハマってるし。
火サスらしい作品ですな。

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