明智小五郎美女シリーズ20「天使と悪魔の美女」を久々に観る

1983年放送の美女シリーズ第20弾。
原作は江戸川乱歩の「白昼夢」。
怪奇エログロ大作戦がいつも以上に全開。
よくまあこんなの正月から放送してたな、しかし。
ゲストは鰐淵晴子、高田美和、美保純など。



あらすじ

クリスマスパーティーに招かれホイホイ出かける明智くん。
暇なのか、アンタ。いつ働いとんのかね。

招いたのは富豪の青木(中村嘉葎雄)。
新・必殺仕置人に出てた時と違い、やたらと不気味。

邸宅の中のメンバーがなかなか濃い。
元歌劇スターの嫁はん(高田美和)、姪のかおる(美保純)、
青木の主治医で愛人でもある秋(鰐淵晴子)、
舞台演出家の九鬼(勝部演之)。さらに浪越警部。

まあこれで何も起こるなという方がムリというもの。

不気味な青木に頼まれ嫁はんを尾行し、
九鬼との浮気現場を目撃する明智くん。

ところが邸宅に行ったらさっき見たはずの
嫁はんがちゃんと家におるじゃないの。

そりゃ眉間にしわ寄せながら「?」マークも付くだろう。
さらに九鬼が殺されたとの知らせが来て
ややこしさ抜群の殺人劇の幕が開く――という話。


感想

ある意味原点回帰ともいうべき作品。
レズはあるわSMはあるわエログロ感復活の巻。

華麗なる一族」万俵家をエロくしたようなもんか。

しかし、ここまで長くする必要あるかねえ。
トーンが不気味というよりだんだん暗いし。
もうちょっと刈り込んでスッキリさせた方がわかりやすい。

鰐淵晴子さんは横溝テレビシリーズ「八つ墓村」にも
出てたけど、こういうの意外と似合いますな。

高田美和さんはこの頃ロマンポルノ出てたっけ。
「白昼夢」って作品あったけど、あれは愛染恭子か。

中村嘉葎雄の青木はただの変態でしかない。
明智くんはなんか振り回されてる感じがすんのよねえ。

屋根裏に放置される草川佑馬は犬神家ですかって話。

しかしまあ、テレビドラマもこれぐらい
女優をバンバン脱がすぐらいなもんを作らんと
視聴率なんて回復しようがないのでは。

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