2時間サスペンス原作・西村京太郎229「愛と悲しみの墓標」を読む

1995年出版の作品。
2003年に土曜ワイド劇場で、2007年にTBSでテレビドラマ化。

愛と悲しみの墓標 (文春文庫)
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あらすじ

独身の実業家が毒殺され、残された3人の愛人に容疑がかかる。
相続権はなくても、もし彼の子供を妊娠していれば莫大な遺産が手に入るからだ。
十津川警部と亀井刑事は愛人の一人で一番目立つ、モデルの藤原さつきを尾行。
ところが、部下に尾行させていた愛人の一人、早見友美が殺害される。
しかも、容疑者として逮捕されたのは自殺志願の18歳の少年。
彼は本当に犯人なのか?

十津川たちが疑心暗鬼になっているところに、やりての女弁護士結城彩子が現れ少年の無罪を主張する。
そして残る一人の愛人、木下知恵が誘拐され事件はますます複雑に――という話。


感想

出だしの入り方が抜群にうまい。
すっと話に入り込むことができる。

土曜ワイドで映像化された際には「オリエント急行殺人事件」とタイトルが変更。
正月番組として海外ロケをはじめ豪華な感じで映像化された。
原作では冒頭、さつきは新幹線やまびこで東北に向かうのだが、この時はイタリア旅行。
また尾行は十津川と亀井だが、この時は十津川、西本、インターポールの刑事。
彩子は亀井の知り合いだったり、ちょこちょこ異なる点がある。
しかしまあ、友美がオリエント急行で殺される展開はかなり無理があるだろ。
十津川は高橋英樹、彩子は池上季実子。

月曜ミステリの場合は、尾行するのが十津川と小西(中西良太)。
まあまあ原作に忠実な展開。十津川は当然渡瀬恒彦、彩子は床嶋佳子。

読後感もよく、ラストで十津川が少年に告げる言葉はグッとくる。

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