名作ミステリ・土屋隆夫「赤の組曲」を久々に読む

1966年初出の作品。
昔火曜サスペンス劇場でドラマ化されてたような。
北大路欣也さんが千草検事だったと思うけど。
2005年にフジテレビでも西村雅彦さん主演でドラマ化。

赤の組曲・針の誘い―土屋隆夫推理小説集成〈3〉 (創元推理文庫)
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あらすじ

ある日、千草検事は旧友の訪問を受ける。
その男・坂口は大学時代ライバル校弓道部のキャプテンだった。
話を聞くと妻が失踪したので所轄の署長を紹介してくれという。
昨年、ひき逃げによって一人息子を失った坂口に同情する千草。

彼を励まし紹介を引き受けたが謎の連続殺人が巻き起こる――という話。


感想

久々に読んだがやっぱりだまされる。
なるほどこういう心理トリックがあるのか。
謎解きと文学性の融合を目指した著者らしい作品。

結城昌治・土屋隆夫・藤原伊織が自分の中での
三大「うまいなあ」作家なんだけど最近読んでなかったので。

赤いネグリジェ、赤い日記帳など赤がキーワードなのだが
実は一番赤いものにテーマが隠されている。
失踪した妻は生きているのか死んでいるのか。
ここの見せ方がうまい。

構成が細かいのは演劇に傾倒し戯曲を書いていたからなのだろうか。
一番最初に読んで「凄い!」と思った「天国は遠すぎる」
危険な童話」「針の誘い」「影の告発」「盲目の鴉」。

もう一度読んでいこ。

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