1988年出版の一冊。
プロとは何かを強烈に意識付けさせてくれる本。
広岡監督の代名詞として言われているのが管理野球。
あと自然食の話が有名だが、今日栄養を考えてトレーニングするのは常識になっている。
また、管理野球と言われながら結構ベテランを重視し
連覇を果たした後は若手を育てることに成功していた。
何より自らグラブを持って若手に手本を示していたというのは大事。
長い目で見れば食事に気を使っていたからこそできたのでは。
いつだったか、ユーチューブで観たけど
80歳超えてスナップスローの実技指導していた。
バケモンかと思いましたわな。そんなに身体動くんかいみたいな。
ほかの名選手ではなかなかできん話で。
ああいう姿を見ると自然食大事やなあと思えてくる。
で、本書にも書いているが何も肉食ったらあかんとか言うてないと。
そりゃまあそうだ。栄養に気を遣うのは当たり前だというとるだけの話だもの。
人間の細胞形成が成長期の環境に大きく左右される話も興味深い。
サッシ―こと酒井圭一投手の育て方を失敗したことも率直に書いている。
日常生活を過ごすにしろ、野球のプレーにおいても
基本を無視して無理を続けていればツケは必ず返ってくると語る。
本が出た時に買ったんだから中学の頃に読んだと思うけど
その頃わからなかったことが今読むと我が身に降りかかってきていることが多い。
こうやって本を読んでいくと当時管理野球と言われたことが
今日では結構当たり前のことが多いし、何より変な話がストイックさは
アマチュアスポーツの方がよっぽどあった時代だったりするのである。
まあそれも一部のことかもしれないし、
たまたま見た光景がそうだったというだけかもしれないのだが。
金メダルを毎年獲るのがプロの価値という言葉は凄い。
プロは何年も長続きして初めて価値が出るとも語る。
さまざまな含蓄ある言葉に身を引き締めて生きなあかんと感じる一冊。