1973年のスペンサーシリーズ第1弾。
ネオ・ハードボイルドの旗手として名を挙げ、
日本でもヒットしたシリーズ。
あらすじ
大学総長に呼ばれた私立探偵スペンサー。
図書館で厳重に保管されていたはずの中世の書物
「ゴッドウルフ彩飾写本」が何者かに盗まれたというのだ。
調査を開始したスペンサーは学内の過激派組織SCACEで
書記を務める女子学生テリイと接触。
ところが、その深夜に彼女からの電話で駆けつけてみると
射殺死体のそばでラリッた状態のテリイが立ち尽くしていた。
スペンサーはテリイを殺人容疑から救おうとするが
総長からは首にされ、ギャングからは追われる始末。
新たな殺人が起こる中、スペンサーが辿り着いた真相とは?――という話。
感想
第4弾「約束の地」がアメリカ探偵作家クラブ賞を受賞し
第7弾「初秋」で不動の人気を手にしたスペンサーシリーズ。
日本でも大人気で、当時女子大生が大学のキャンパスを
スペンサーシリーズを小脇に抱え歩くのが流行ったと言われている。
いまどきスマホを観ながら歩いてる学生はおっても
本を小脇に抱えなんてのはめったにお目にかからない。
ま、自分たちもそうだったが。
それはさておき、スペンサーシリーズ第一弾。
まだホークもいなけりゃスーザンもいない。
というわけで軽口も気の利いた返しも
アクションもぜーんぶスペンサーが担当。
親子どんぶりまでかましてくれる。
「わたしは、自分が扱いたいと思う問題を扱う……
だからフリーランサーなのです」
やっぱりスペンサーはかっこいい。