1978年出版のモース警部シリーズ第3弾。
ある意味閉ざされた世界のドロドロした人間模様で
起きてしまった殺人事件の解決に向けてモース警部が活躍する。
あらすじ
海外学力検定試験委員会メンバーに
僅差の投票結果で選ばれたニコラス・ケイン。
ケンブリッジ大学出身という優秀なケインだが、
難聴という問題を抱えながら他と遜色ない仕事ぶり。
ところが、そんなケインが何者かに毒殺される。
殺人事件だけはがぜん張り切るモース警部だが、
試験委員会のメンバーの複雑な人間関係に手を焼く。
さらに一人のメンバーが殺害され、事件はますます混迷に。
モースはルイス巡査部長とともに相変わらず直感で推理していくが――という話。
感想
出だしの話が後々効いてくる設定の妙が魅力的な作品。
こねくり回してややこしくしとるだけやないけ、と言えばまあそうかも。
ま、ミステリってそういうもんだ、ある意味。
我らがモース警部は相変わらずあっちこっち発想が飛ぶ。
それに加えて事情聴取した美人をナンパ(ってほどのもんでもないが)し、
仕事中に酒を飲むなどやりたい放題。
それでこそモース、と言ってしまえばそれまでだが。
タイプは違うが連想したのはクリスティ「白昼の悪魔」あたりか。
映像化作品ではどういう風になっとんのかは知らんが
(だってテレビねえんだからわかりようがない)
さらに面白くなってりゃいいけどねえ。