1999年初版の歴史小説。
大石内蔵助はじめ赤穂浪士の信頼が厚かった
ナンバー2の存在・吉田忠左衛門のお話。
あらすじと感想
言わずと知れた忠臣蔵のお話なのだが、
大石内蔵助ではなく吉田忠左衛門をメインにしているところが魅力。
古今東西、忠臣蔵の話はこれでもかとあるわけで
何かしら新鮮味のある角度でいかなければ目を引くことはない。
実際、大石内蔵助より吉田忠左衛門の方が大柄だったというし、
終始一貫して内蔵助を支えた一人なので今までなかったのが不思議なくらい。
次の将軍の座を巡る駆け引きに巻き込まれたというのも面白い。
いつの世も権力闘争の構図ってのはそれほど変わらんのよね。
面白いんだけどダイジェスト風味というか、
情感があればもっとよくなったんじゃないかなあ。
このあたりは歴史・時代小説の難しさなんだろうけど。
機会があればこういうのも書いてみたい。