フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1984年初出の作品。主人公は十津川の部下、日下刑事。2012年に沢口靖子の鉄道捜査官シリーズの原作として映像化されている。あらすじ久しぶりに休暇をとって能登にやってきた日下刑事。しかし、恋路海岸で思わぬ事件に遭遇する。同じ列車に乗っていた若い女性が何者かに狙撃されたのだ。彼女には狙われる覚えはないという。さらに今度は彼女のホテルの部屋で男が死体で発見される。隣で倒れている彼女の手には血ぬられたナ
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1989年初出の作品。女豹シリーズの第2作目。女殺し屋小島恵美子、通称エミーの活躍を描く。あらすじと感想身長167cm、体重50kg。B98・W58・H94。峰不二子かあんたは。このエミーが暴れまくる話。任務は来日する韓国大統領の暗殺を狙う北朝鮮のテロリスト5人を探しだし抹殺すること。目的のためには脅迫・拷問・殺戮の嵐。政府与党の幹事長もためらうことなく銃殺。たまったもんではない。テロリストを一人
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2005年の日本映画。原作は日本で初めてのゾウ使いだった坂本哲夢のことを母が綴った「ちび象ランディと星になった少年」。あらすじと感想主演は前年映画初出演「誰も知らない」でカンヌで賞を獲った柳楽優弥。今は大河ドラマやってますな。母親役は常盤貴子。当時母親役は新鮮だった。作品をきちんと選んで出てる姿勢に好感が持てる。父親役は高橋克実。似合う。主人公の彼女が今をときめく蒼井優。すでに「高校教師(2回目の
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1983年の角川映画。1981年12月「セーラー服と機関銃」の大ヒット中に突然の休養宣言以来の復帰第1作だった。あらすじと感想原作は赤川次郎。薬師丸ひろ子のために書き下ろしたユーモア・ミステリーだった。監督は当時「狂った果実」「遠雷」などで日本映画界に新風を吹き込んでいた根岸吉太郎。相手役の探偵・辻山は松田優作。「家族ゲーム」の後ぐらいかな、新境地開拓中。薬師丸ひろ子との身長差30センチコンビが印
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表題作「踊る手なが猿」「Y字路」「赤と白の殺意」「暗闇団子」の4編を収録。「踊る手なが猿」タイトルだけ見ると何のこっちゃという話なのだが内容を読むとなるほどねえという話。いろんなサインの出し方があるもんだ。こういう独創性が魅力。ミステリーでありながら一人の女性の成長物語でもある。はたまた最後の一文はゾクっともさせられ、恐怖サスペンスみたいな感じもあるわな。「Y字路」これが一番気にいった作品。吉敷刑
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1979年初出の作品。ブラジルを舞台に数奇な運命に翻弄される兄弟と姉を中心に展開されるバイオレンス長編。あらすじブラジル奥地の開拓農園が匪賊(ガリンペーロ)に襲われた。主である根岸夫妻は虐殺され、姉は凌辱され行方不明、買い物に出ていた幼い兄弟だけが生き残った。匪賊と日本の過激派が手を組んだとの情報を受け日本の警察庁から派遣された浅脇警視正は過去の因縁もあり襲撃者を追い続ける。5年の時が流れ、根岸兄
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1995年のアメリカ映画。もう20年以上前になんのね。名優リチャード・ドレイファスが音楽教師を演じ「人生のシンフォニー」を奏でた印象に残る作品。監督は「三銃士」などを作ったスティーブン・ヘレク。彼曰く本作は「素晴らしき哉、人生!」のような話とのこと。確かに共通点はあるかも。あらすじ時は1965年、ベトナム戦争が激しさを増していた。グレン・ホランド。彼の夢は素晴らしい楽曲をつくることで、その時間が確
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1971年に今話題の週刊文春に連載されていた作品。土曜ワイド劇場の初期、1978年に桜田淳子主演で映像化されている。観たい。あらすじ出版社に勤める矢野は編集長から取材を頼まれる。ネタは新興の化粧品会社が主催する洋上大学。イマイチ気乗りしない矢野だったが、失恋したこともあり気分転換に取材を承知する。豪華客船セントルイス号は有名講師5名、選ばれた100人の若い女性たち、矢野と女性週刊誌の記者黒木らを乗
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1961年に連載された後一時中断し1982年に刊行された珍しい作品。2014年にフジテレビ開局55周年作品として向井理主演で映像化されている。あらすじ5億円の税金を横領した罪で服役していた元官僚の岡瀬が出所した。5億円の行方のうち1億円は行方不明。夕刊紙の記者・底井は編集長の山崎に岡瀬の尾行を命じられ、その意図に疑問を持ちながらも岡瀬の後を追う。しかし、2カ月近くたった後、岡瀬は東北の山中で死体と
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2003年公開の日本映画。前作の大ヒットを受けまたまた大ヒット。「湾岸署史上最低最悪の3連休」と銘打たれた本作。脚本を書いてる仲間の間では1の評価が高かったが自分としてはこっちの方が面白かった。1の有名なセリフを逆手にとった「事件は会議室で起きているのでは?」という視点がとても面白い。しかしまあ、この映画をプロデュースした亀山さんは最近フジテレビ社長を降りたり演じていた俳優さんたちのその後を見ると
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