大映映画「黒の超特急」を久々に観る

1964年の作品。大映「黒シリーズ」の最終作。

あらすじ

自動車工場のためと依頼され
土地を買い占めた岡山の不動産業者、桔梗。

しかし、それは自動車工場ではなく新幹線建設のためだった。

仲間とグルになって土地を買い占めたと
糾弾された桔梗は東京に出て黒幕と対決するが――という話。


感想

新幹線延長計画の裏で展開された不動産業者、
ひいては鉄道会社の裏の顔を暴いた作品。

原作は無頼派作家、梶山季之。
週刊誌の隆盛を作り上げたトップ屋さん。

主演は田宮二郎だが彼をだます不動産屋の加藤大介さんが秀逸。

こんな感じの不動産屋おるわ~と納得。
他には船越英二、上田吉二郎(これまたよく似合う)
中條静夫(この人が出てないあぶない刑事なんか観る気せん)。

それから副主人公、謎の美女は
後に田宮二郎と結婚する藤由紀子。

しかしまあ1964年と言えば東京オリンピックがあり
新幹線開通もあったのによくこんな映画が上映できたもんだ。

映画会社に力があったというべきか、
はたまた表現の自由が今よりあったのか。

新幹線を超特急って言い方が時代を感じますな。
考えてみりゃ自分らが小学校に入るか入らないかの頃は
新幹線の食堂車でカレー食うことが夢だったけどねえ。

ビデオデッキ持ってたりマンションに住んでる奴に殺意を覚えましたわな。

もっともマンション住んでる方は
金つぎこみすぎてカップラーメンばかりなんて話だったが。

ま、時代を感じる作品です。

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