デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第66弾。
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ゲストは寺田農、亀井光代、八名信夫、中丸忠雄など。
あらすじ
麻薬シンジケートのボスを追って、
田代警部補(寺田農)と名古屋に向かった立花警部補。
その移動中、新幹線の中で立花に電話が。
相手は立花もよく知る田代の元恋人・新子(亀井光代)。
アパートにいるから、田代に電話をするよう伝えてほしい、
もしかかってこなかったら私は自殺するというのだ。
立花はすぐに田代へ新子からの電話の内容を伝えるが、
田代はボスの逮捕を優先させて電話を拒否。
そして、新子は翌日、首を吊った姿で発見された。
だが、解剖所見で新子が食べたはずの料理が、
胃になかったことから立花は新子の自殺に疑いを持って――という話。
感想
携帯電話がない時代ならではのトリックが楽しめる作品。
見どころは、トリックに気づいた立花がどう犯人を追い詰めていくか。
なんだけど、そっちより寺田さん&亀井さんの人間関係に目が行くかも。
とことん、トリック話にした方がもっと面白かったかもしれない。
トリック仕掛けた側を、逆利用して殺害って点は魅力的。
ラストのペンダントの使い方は、いろんな作品がありますわな。
例えば、刑事コロンボ『指輪の爪あと』とか。
そういや、寺田さんとロバート・カルプって、
何となく通じるものがある感じがする。
ゲストは竹井みどり、山谷初男、吉岡ひとみ、宮川みつ子など。
あらすじ
ある日、ひったくり犯の少女2人を捕まえた山田刑事。
その2人はマリファナを持っていて、
暴力団員・亀田(山谷初男)の娘で、
通称・マコと呼ばれる雅子(宮川みつ子)から買った模様。
山田は以前、亀田親子と遭遇していた。
女性警官を伴ってマコのアパートに向かうが、
同居しているミキ(竹井みどり)の機転でマコに逃げられてしまう。
山田はミキの閉ざされた心を開こうとするが、
麻薬を扱う少女グループのリンチでマコは殺され、そして――という話。
感想
ラストがGメン75らしい作品。
他の刑事ドラマなら、なかなかこうはならない。
竹井みどりさん演じるミキの設定がいいやね。
非行少女といっても、現代とは違いますな。
最近の非行は、引きこもりだったりするらしいから。
まあ、「アンタ何歳?」って聞きたくなるような、
大人びた子供も見ないけどねえ。
特攻服は卒業シーズンに、たまーにおるけど。
普段から着てるような感じじゃなくて、
季節柄のファッションになってますな。
ロケを多用したドキュメントタッチも効果的。
今じゃこういう撮影も難しいかもねえ。
この頃の藤木さんって、今の俺より年下なのかあ。
すごーく時の流れを感じますな。
定年55歳の時代だしねえ、当時は。
沢田勝美さんがギター弾いてる時点で、絶対無関係ではない(笑)
ゲストは江夏夕子、西田健、浜田寅彦、浜田晃など。
あらすじ
ライフル銃の模造品が出回り、
暴発による死亡事故が相次いだ。
密造銃の販売ルートを突き止めたGメンは、
アジトを急襲するもすでに相手は逃亡し、もぬけの殻。
しかし、そこに偶然かかってきた電話から思わぬ展開に。
留守番電話に記録された男女の会話は、
銃の暴発を利用した殺人計画だった。
手がかりとなるのは、男が名前を呼んだ
「マサヨ」という女の名前だけ。
その矢先、資産家・沢村(浜田寅彦)の銃が暴発、
被害に遭ったのは銃を借りて撃とうとした友人だった。
速水刑事が沢村の子息の妻の名前が「昌代」であることを突き止め、
立花警部補が沢村家に向かうとそこに現れたのは意外な人物。
沢村昌代(江夏夕子)は、立花が三年前に
婚約中の美術学生・達也(西田健)を殺そうとして
取り調べたことのある女性だった。
しかも、達也は沢村家の養子になっており、
その妻となっている昌代の心情を図りかねる立花。
そして、新たな殺人事件が起きて――という話。
感想
留守番電話に録音された殺人計画を巡る推理劇。
冒頭で一瞬、浜田寅彦さんが犯人かもと思わせる演出が面白い。
設定がいいし、江夏夕子さんと西田健さんがいるし。
なんだけど、何やろねえ、もっと面白くなってもよさそうなんだけど。
銃が関係ありそうでなさそうなところなのかなあ。
後付け&後付けに見えてしまうからなのか。
見せ方というのは難しいですな。