デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第35弾。
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ゲストは尾藤イサオ、鶴間エリ、ヤン・エリック、トニー・セテラなど。
あらすじ
海外旅行者を利用した麻薬密輸ルートを追っていたGメン。
カギとなるのはロサンゼルスのイーグルと繋がるアメリカ人で、
捜査線上に浮かんだのは、「世界交流協会」理事のロバート・ベンソン。
空港でベンソンを張り込んでいた響刑事は、
ベンソンを呼び出すアナウンスでカウンターに向かう途中、
暴走車にはねられそうになる。
その夜、都内で若い女性の絞殺死体が見つかった。
被害者は響刑事が麻薬組織を暴くため、囮にした藤波リサ(鶴間エリ)。
ベンソンと顔見知りのリサにアメリカ留学を勧め、
組織の動向を探ろうとしていた矢先のことだった。
リサの恋人・鉄夫(尾藤イサオ)の憎しみの視線を一身に受けながら、
響刑事はベンソンを追い詰めていくのだが――という話。
感想
空港に始まり、空港で終わる響刑事サヨナラ編。
ラストの歩くところを正面から撮るところが、いとをかし。
なんかついつい後ろ姿で終わったりしがちだもんね。
この頃「女刑事ペパー」ってもうあったっけ。
アンジー・ディッキンソン(だったかな)。
日本の刑事ドラマでこれだけ女性刑事がクローズアップされたのって、
記憶する限りこれが初めてだと思うんだけど。
主演エピソードも多いしね。
なんちゅうても歩く姿がカッコイイ。
テーマソングが流れる中、横一列で歩く姿は響刑事に勝る者なし。
ゲストは高畑淳子、嶋めぐみ、小瀬格、矢野間啓二など。
あらすじ
暴力団員が射殺される事件が発生。
使われた拳銃は、十五年前に津坂刑事の父親が奪われたものだった。
殉職した父親の事件は、前日に時効が成立。
父親の無念を晴らすため、捜査に全力を注ぐ津坂。
犯人はチンピラ・矢口(矢野間啓二)で
拳銃はディスコで知り合ったミチ(嶋めぐみ)から買い取ったことが判明。
やがて、ミチは父親から拳銃を手に入れたことを自供するが、
その父親はトラックにひき逃げされて死亡。
拳銃と事件の関係を追う津坂に、十五年前の真犯人の凶弾が――という話。
感想
凄いぶつ切りつなぎ合わせ感があるけど、テンションの高い津坂刑事殉職編。
中盤の展開がいいのよね、拳銃を巡って真相に近づいていく感じが。
父親が殉職して、その事件を追っていたのが黒木警視とか、
そんなん今頃言われても~と思わんでもないが、まあ連ドラってそういうもんだ。
ラストカットがハードボイルド感満載で好き。
このシーンの撮影中だっけ、岡本さんが丹波さんに
「これからも頑張れよ」ってさりげなく言われて泣きそうになったのは。
後年、テレビで言ってましたわな。
そういうエピソードっていいよねえ。
ゲストは中野誠也、岩本多代、中田博久、藤岡重慶、片岡五郎など。
あらすじ
爆発物処理班を装ったギャングが、警戒中の銀行からまんまと5億円を強奪。
逃走中に母子をひき逃げして殺すが、
それは警視庁捜査一課・立花警部補(若林豪)の妻子だった。
犯人を追う立花警部補。小田切の要請を受けてGメンも動き出す。
やがて、残された手掛かりから犯人は警察関係者ではとの疑いが。
そんな時、強奪された紙幣の一部が香港で見つかったとの情報が入った。
立花は部下の中屋刑事(伊吹剛)と事件を追っていたが、
なぜか小田切から捜査を外れるよう命じられる――という話。
感想
冒頭に中田博久さん&片岡五郎さんが出てくる時点で、
何も起こらないはずはない(笑)
これまたぶつ切り感が否めないものの、
新メンバー3人加入のテンションが高い回。
正確に言えばGメン加入までのお話なのだが。
香港といえば倉田さん。倉田さんといえば香港。
たぶんアクションシーンはもっと撮影したんだろうけど、
本話では最後の方にちょこっと出てくる。
関谷警部補がいた時代を1期としたら、
6人体制で響刑事・津坂刑事が去るまでが2期、
そして新メンバー3人を加えた本話からが3期って感じかねえ。