デアゴスティーニから発売の第5弾。
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ゲストは美空ひばり、香山武彦、深江章喜、岩田直二、八名信夫など。
あらすじ
紀州に帰るお奈津(美空ひばり)と佐吉(香山武彦)のために、
土産を手渡そうと日本橋にやってきた吉宗。
ところが、茶屋で待っていた時、
深編笠の侍に包みをすり替えられ、
麻薬の運び屋として役人に捕縛される羽目に。
お奈津と佐吉は吉宗を牢から救おうと動き、
助八&おそのの助けもあって吉宗は牢から脱出。
しかし、そのとばっちりで
幸内と同じ長屋に住む真面目な牢番・与吾平(岩田直二)が
お役御免となってしまい、吉宗たちは真相解明に奔走する――という話。
感想
二話連続となるスペシャルゲスト編。
初回放送は1978年4月8日。
その割には吐く息が白いから、撮影時期は結構前なのかも。
殺陣の音楽とか考えてみても、
ひょっとするともっと早く放送する予定だったのかもね。
視聴率テコ入れというか、開始から低かったらそうしよみたいな。
当初はワンクールで終わるのではという話もあったらしいから。
で、これはイケるとなってちょうど三カ月ワンクールとなる
このタイミングで出したってことも考えられる。
ま、わかりませんけど。
解説書にある宮内洋さんのエピソードが載ってる著書は『ヒーロー真髄』。
暴れん坊将軍関連の写真も結構あったような気が。
放送一周年記念パーティーかな、そんなのとかも。
ゲストは山本麟一、石山律雄、近藤宏、遠藤薫、小田部道麿、中村孝雄など。
あらすじ
仙岳別院の富くじ「からす札」で
め組の源三が見事二百両大当たり。
浮かれまくる源三たちだが、どんちゃん騒ぎの最中に
寺社奉行の役人が乗り込んできて捕らえられる羽目に。
手をまわして放免させた吉宗だが、
なぜか源三はからす札の出所を話そうとしない。
インチキ富くじの横行を摘発したい吉宗は、
やがてそのからくりに大検視・土屋(近藤宏)、
鬼参坊(山本麟一)らが絡んでいることを掴む。
源三にニセからす札を掴ませた
有馬市之進(石山律雄)の真の目的は――という話。
感想
ニセ富くじだぞ大作戦のお話。
石山さんは富くじの絡む作品が似合うんかね。
何だったっけ、『九町堀事件帖』かな?
富くじの書記みたいな仕事してて~みたいな。
この頃、山ほど時代劇あったから記憶がごちゃ混ぜ。
小田部道麿さんは今回あんまり目立たず。
山本麟一さんと近藤宏さんはピッタリ。
ちょっとしか出てこんけど、遠藤薫さんは『桃太郎侍』のかもめですな。
ゲストは天知茂、佐々木剛、原田清人、山本清、村地弘美など。
あらすじ
キレ者と評判の勘定吟味役・前田俊正(原田清人)が提出した
小石川養生所の費用削減案を見た吉宗は調査を開始。
城を抜け出して仮病を装い、
辰五郎らに養生所へ連れてってくれと頼んだところ、
小川笙船(天知茂)率いる養生所の評判はすこぶる悪いと知る。
それもそのはずで、何せ入るまでの手続きが大変すぎる。
あっちこっちたらいまわしにされて、一向にはかどらない。
ようやく吉宗は笙船と再会し事情を聞くが、
さらなる困難が養生所に降り注いで――という話。
感想
越前失脚せえやボケと思ってる勘定吟味役と、
養生所なんか流行るなカスと思ってる町医者、博徒が結託。
何が起きても泰然自若、天知茂リターンズ。
当然マネージャー、北町さんもリターンズ。
今回は敵役の町医者に扮する。あまり出番ないけど。
悪役は原田さん&山本さん。俳優座コンビですな。
山口幸生さんや野口貴史さんもちょっと出演。
仮面ライダー2号、佐々木剛さんは重要な役どころ。
時代劇は結構多いし、善玉も悪玉もやってらっしゃいますな。
村地弘美さんはこの年『仮面舞踏会』に出てたのね。
横溝正史シリーズⅡは土曜夜10時。この日じゃないけど。
2ヶ月ぐらい後の話。
最後の殺陣シーンに福本清三さんの姿が。
人足寄場は吉宗の時代にはなく
松平定信の時代になってからなのだが、気にすることなかれ。
ドラマはフィクションであり、娯楽だ。
重箱の隅をつつく必要はないし、そんなことに意味はない。
「歴史考証は正確でなければ~」誰が決めたんじゃ、そんなもん。
そんなところにこだわりたければ、歴史書読んどったらええのだ。
もっとも歴史書を読んだところで、それが真実かどうかなんてわかりっこない。
だいたい、数十年前のことだって正確にわからんじゃないの。
フィクションをフィクションとして楽しめる世の中であってほしいし、
フィクションだからこそ、込めることのできる真実もある。
もの書きのはしくれとしては、そう思いますな。