デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第54弾。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
ゲストは江波杏子、南城竜也、内田昌宏(内田勝正)など。
あらすじ
速水刑事の先輩、松川妙子(江波杏子)から突然の手紙。
妙子は5年前、ひき逃げ事故を起こして国外逃亡中の身だった。
黒木警視の命を受けてマドリッドにいる妙子の
身柄確保に向かう速水刑事。
妙子は娼婦に身を落として余命いくばくもない身だった。
その妙子が何者かに刺され、病院に入院して――という話。
感想
ヨーロッパロケの別班撮影で作られた一作。
だから、江波さんはシスターちょっとしか出なかったのね。
江波さんとマリアさんが並ぶと、連想するのは大岡越前。
時期は違うけど、二人とも密偵をやってましたな。
ソフィアってのは江波さんが
和製ソフィア・ローレンって呼ばれてたからかな。
南城さんは刑事ドラマとかだと
結構こういう姑息な小悪党というか多いけど
時代劇だと悲劇のゲストみたいなイメージがあるなあ。
濡れ衣着せられてって感じの。
『新五捕物帳』とかね。
ま、とりたててどうという話ではないかなあ。
ゲストは西田健、久富之晴、平泉征、稲野和子、鶴間エリ、高原駿雄など。
あらすじ
中屋刑事の同期で交番勤務の沼田巡査(西田健)。
代り映えのしない仕事に飽き飽きしていた沼田は、
同期の中屋がGメンでバリバリやってるのが羨ましかった。
幼馴染の恋人・由美(鶴間エリ)からは
一人前の刑事になるまで結婚できないと言われる始末。
そんな沼田に千載一遇のチャンスが。
ある夜、世間を賑わしている汚職に関わる殺人事件を目撃。
しかし、目撃した事実を立花警部補らにすべて話さなかったことから、
沼田の人生は思わぬほうに転げ落ちて行ってしまう――という話。
感想
因果応報という言葉が似合う内容を
名バイプレーヤー揃い踏みでお届けするお話。
見せ方がいいやね。人間関係のアヤというか。
由美が沼田に協力するのも、
その前に一人前の刑事にならないと結婚しないってフリが効いてる。
ああいうのを入れるのと入れないのとで、印象が全然違う。
由美が巻き添え食って殺されても、暴走していく沼田。
こういうのは西田健さんならでは。
やめとけばいいのに~と思いながらも、突っ込む気持ちもわかる。
そのあたりの表現が絶妙ですな。
爆弾犯やサイコパスだけではない西田さん、さすがです。
交番のシーンにはたこ八郎さんや大泉滉さんが登場。
道路の向こう側でみんなロケを眺めているのがわかる(笑)
そりゃ見るよねえ、大人気番組だったんだから。
今回の河合さんは教授。いろいろ忙しいですな。
マリアさんの髪が短くなっておりやす。
ゲストは鈴木瑞穂、大和田獏、大関優子、睦五郎、伊東高など。
あらすじ
行方不明になっていたパトカーが発見され、
中にいたのは津村巡査(大和田獏)とその恋人・リサ(大関優子)。
津村巡査は頭をぶち抜いてて死亡していたが、
リサはなんとか一命をとりとめるものの意識が戻らない。
やがて、消えた津村巡査の拳銃を使った強盗事件が発生。
駆け付けた立花警部補らGメンによって解決したものの、
津村巡査の自殺の謎はわからない。
津村の父親は、捜査一課長(鈴木瑞穂)。
真相を追った立花警部補らは、やがて――という話。
感想
この世に自分とよく似た人間は3人いるとは昔から言われるが、
「事実は小説より奇なり」というか、まあそのあたりのお話。
過去の目撃証言が間違いだったことを思い悩む。
それぐらいの誠実さが現代にも多くあれば、
いろんな事件も起こらんかもしれんわねえ。
伊藤高さんは伊藤雄之助さんの息子。
おとっつあん同様、個性的な悪役でしたな。
天丼にこだわる強盗犯はポール牧さん。
このあと何回か出るんだよな、確か。