１９８３年ＴＢＳ系列で放送のザ・サスペンス。
原作は第２８回江戸川乱歩賞受賞作「黄金流砂」。
主演は金田賢一、相本久美子。他に長門裕之、岡本富士太など。
あらすじ
盛岡支局に赴任した新人の新聞記者・法眼総一郎（金田賢一）。
行きの電車の中で同じく新任の中学教師・広瀬素子（相本久美子）と知り合う。
偶然にもアパートまで一緒だ。
取材に張り切る法眼は、著名な大学教授・高村が殺された事件を担当。
平泉文化と義経北行説に秀でた実績を持つ高村はなぜ殺されたのか。
法眼は素子が高村の教え子だったことを思い出し、
素子に取材するが、なぜか素子は固く口を閉ざす。
そして第二の殺人が起きた――。
事件の裏側には何が隠されているのか？
高村が最後に言い残した言葉「アヒル」の意味は？
藤原一族が隠した黄金伝説は本当なのか？
法眼は素子の助けを借りてこの謎に迫るのだが――という話。
感想
原作はだいぶ前に読んだような。
確か広瀬って男だったよねえ。
女っけがあまりにもないからドラマにすりゃ性転換しますわな。
あと殺されるのは２人だったかなあ。３人ぐらいいたような。
まあ殺人事件があればいいというものではないのだが。
この頃は連続殺人とか暗号とか乱歩賞の傾向と対策が言われていた時。
原作もそれに沿ってたんかもしれんわね。
「焦茶色のパステル」と同時受賞だったんですな。
あちらは土曜ワイド劇場で映像化されたんだっけ。
当時の方が受賞作を映像化してますわな。
現在はなかなかされんからねえ。
それはさておきドラマの話。
金田賢一はまだデューク刑事にはなってないわね。
相本久美子はアイドルよりグラビアのイメージが強いかな。
山村紅葉が西村京太郎以外のミステリに出てるのは珍しいような。
「アヒル」がああいうヒントになるとわね。
まだまだ歴史ミステリのネタは掘ったらありそうですな。
