西村京太郎500「十津川警部 秩父SL・三月二十七日の証言」を読む

2012年出版の作品。2013年に土曜ワイド劇場で映像化。あらすじゴールデンウィーク明けの5月10日。珍しく非番となった十津川警部は自宅にいた。妻の直子が出かけ、何気なく週刊誌を読んでいると一つの記事が目に留まる。それは旅行作家・小島のエッセイで秩父SLの車中で漫画家の戸川を見かけたというもの。だが、戸川は十津川が資産家の秋山夫婦殺しの罪で逮捕した人物。小島のエッセイによれば事件当日に戸川を見かけ
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森村誠一「超高層ホテル殺人事件」を読む

1971年初出の作品。1976年に近藤正臣主演、由美かおる、西村晃などで松竹映画化。水戸黄門か。1982年に土曜ワイド劇場で映像化。こちらは田村正和、結城しのぶ、佐藤慶などなど。どちらも観てみたいものだが。あらすじ超高層ホテルの開館記念イベントでホテルの総支配人が転落死。他殺が疑われたが、墜落した窓のある部屋は出入り不可能な密室。支配人はアメリカのNI社から派遣されてきた人物だったことから屈辱的な
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森村誠一「腐蝕花壇」を読む

1987年の作品。あらすじ人気作家・北村はある日公衆電話で隣り合わせた人と手帳を間違え、謎の麻薬パーティーに参加してしまう。ところが、もともとそこに参加予定の政界黒幕がホテルで不審な突然死。少しずつ手がかりをつかんでいくが突然政界から圧力が。憤りを感じ己の身を捨て執念の捜査を進める刑事たちは、ついに巧妙な手口の犯罪計画を明らかにしていく――という話。感想一見何のかかわりもなさそうな犯罪を、うまいこ
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西村京太郎256「伊豆誘拐行」を読む

1997年出版の作品。1998年に土曜ワイド劇場、2014年にTBSで映像化。あらすじ人気女優の桂アヤが誘拐された。青い蛇と名乗る犯人は身代金1億円を要求。十津川警部たちが張り込むものの、身代金は奪われ人質も帰らない。犯人は「伊豆長岡へ行け」との謎のメッセージを残す。十津川警部たちは伊豆に行き、3年前に起きた交通事故との関連を知る。ところが突如、桂アヤは記者会見を行い誘拐事件はなかったことになる。
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西村京太郎153「十和田南へ殺意の旅」を読む

1989年出版の作品。記念すべき土曜ワイド劇場最終回として映像化。あらすじ「姉を殺した男に復讐する」と恩師に手紙を残し十和田湖に向かった井関ゆき。その後湖畔のペンションから予告通りゆきの姉の元恋人・古木の刺殺体が発見される。ゆきは警察に自首し、事件は簡単に終わったかに見えた。ところが解剖の結果、死因は刺殺ではなく絞殺と判明する。ゆきが手紙を出した相手である中村弁護士は、十津川警部の大学時代の同窓だ
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西村京太郎221「松島・蔵王殺人事件」を読む

1994年出版の作品。1995年にTBSで映像化。ゲストは山本陽子、生稲晃子、萩原流行など。あらすじ上野公園で発見された男の毒殺死体。翌日、多摩川で見つかった女の絞殺死体。どちらも架空の名刺を持っていたという点で共通があった。身元がわからない2人に捜査は難航するが宮城県松島在住の小笠原ゆきという女性から「被害者は自分の叔母ではないか」との情報が。十津川警部と亀井刑事は現地に向かうが待ち合わせをした
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森村誠一「東京空港殺人事件」を読む

1971年出版の作品。1977年土曜ワイド劇場の初期に映像化されている。主演は「かげろうお銀」由美かおるさん。見てみたい。あらすじ乗客乗員138名を乗せた全日航機が羽田沖で残骸となって発見された。事故原因調査団は機体の欠陥説と操縦ミス説に分かれて揺れ動く。背後には次期主力機導入を巡る醜い争いがあった。唯一、事故の原因をエンジン離脱に求める吉村が命を狙われる。数か月後、独自に調査を進めていた全日航の
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西村京太郎129「特急『おおぞら』殺人事件」を読む

1987年出版の作品。1994年に土曜ワイド劇場、2002年にTBSでテレビドラマ化。あらすじ北海道・釧路の親戚の家に遊びに行った亀井刑事一家。ところが、息子の健一が特急「おおぞら9号」で誘拐される。亀井は翌朝犯人からの指示で「おおぞら6号」に乗る。そこで亀井は犯人から指定された睡眠薬入りのジュースを飲み意識を失う。気が付いた時は血まみれのナイフが手にあり、近くには男女2人の刺殺体。弁解の余地なく
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西村京太郎174「スーパー雷鳥殺人事件」を読む

1990年出版の作品。1995年と2012年に土曜ワイド劇場で映像化。あらすじ自殺を図るため福井の東尋坊に向かった男、佐々木。ところが「スーパー雷鳥3号」の車内で、池辺興産社長の毒殺に遭遇。池辺から託された手紙には、復讐の依頼と自分の命を狙う疑いのある人物リストが。池辺の妻、その兄、副社長、顧問弁護士――。突然のことに戸惑う佐々木に謎の女が接近。怪しい男に命を狙われる中、義憤心にかられた佐々木は事
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西村京太郎108「特急『あずさ』殺人事件」を読む

1986年出版の作品。2006年にTBSで映像化。あらすじ十津川警部の部下、日下刑事に電話してきた元恋人の川合けい子。一方的に関係を切られた日下だが、待ち合わせの場所に出かける。相談の内容は「あずさ7号」で一緒に松本まで行った、と証言してほしいというもの。刑事の自分にそんなことできるわけがない、と断った日下刑事だが釈然としない。そんな時、謎の男から電話が。内容はけい子に頼まれた「あずさ7号」の話そ
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