2020年発刊の一冊。
偉大な先人と現在の選手たちを通して野球の素晴らしさを解説している。
第1章は巨人軍の話。
取り上げられているのは
長嶋茂雄、王貞治、川上哲治、千葉茂、平井三郎の順。
この中ならショートの先輩でライバルなのに
プロの極意を教えてくれた平井さんの話が印象深い。
第2章は達人たちの神業・投手編。
杉下茂、小山正明、稲尾和久、米田哲也、金田正一の順。
米田さんのところで出てくる日米ベースボールサミットの話がいい。
こういうの今でもやってくれりゃいいのにねえ。
第3章は達人たちの神業・野手編。
吉田義男、張本勲、落合博満の順。なぜだかここだけ少ない(笑)
落合さんのところで出てくるバットを多く振った者が勝つというのは
何の世界でも一緒と違うかねえ。
第4章は西武監督時代。
江夏豊、田淵幸一、秋山幸二、工藤公康の順。
なんやかんやでベテランを大事に使い、
若手を育ててその後の野球界で多くが監督・コーチを務めているのは凄い。
第5章はヤクルト監督時代。
若松勉、松岡弘、チャーリー・マニエル、デーブ・ヒルトン、森昌彦の順。
この章が一番印象に残るかな。
足を怪我しているのにビール飲んでた若松さんを一喝した話。
これ、昔の著書ではある中心選手みたいな書き方だったんだけど、
その時はまだ若松さんは現役だったから配慮したんだろうな。
辛辣な提言で知られる著者だがそういうとこ物凄く優しいと思う。
デーブ・ヒルトンってテスト生だったんだねえ。
日本シリーズで逆転3ランだったかな、打ったけど西宮球場で。
阪神に移籍したのが間違いというか可哀そうでしたな。
第6章は新時代の達人候補たち。
佐々木朗希、阿部慎之助、甲斐拓也、大谷翔平、イチローの順。
甲斐キャノンは強肩ではなくコントロールが絶妙と著者は語る。
やっぱり先人たちのものの見方・考え方から学ぶことは多い。