フリーライター Sakamoto Norio ブログ

内田康夫「津和野殺人事件」を読む

1984年初出の作品。1997年にフジで、2008年にTBSで浅見光彦シリーズの1つとして映像化。あらすじ東京都営染井霊園の一角で男が殺された。死体の第一発見者は光彦の母親、雪江。警察の事情聴取に腹を立てた雪江は光彦に捜査協力をさせることにする。現場写真を見た雪江は自分が発見した時と腕の位置が違うことを指摘。そのことから光彦は凶器が墓石であることを推理。しかし、墓石の前で殺されたことしか手がかりが
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西村京太郎228「特急『しなの21号殺人事件』を読む

1995年初出の作品。1997年にTBSの十津川警部シリーズでテレビドラマ化。あらすじ長野県・善光寺のおみくじ「凶」を持たされ次々と起こる謎の連続殺人事件。犯人に振り回される十津川と亀井だが何とか第4の殺人だけは寸でのところで阻止する。しかし、入院した女性は口を開かない。自分が狙われているというのに、とイライラする亀井と落ち着こうと努力する十津川。しかし、犯人は亀井の娘を誘拐し十津川に女を解放せよ
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ラブストーリーの名作映画「離愁」を久々に観る

1975年のフランス・イタリア合作映画。ラストシーンのストップ・モーションが映画史に残る名場面として名高い。第二次世界大戦のフランスを舞台に妻子ある中年男と、ドイツ生まれのユダヤ人女性との純愛とその宿命的な悲しい最後を切々と綴った戦争映画。主演はジャン・ルイ・トランティニアン、ロミー・シュナイダー。あらすじ1940年4月――。第二次世界大戦が始まって半年余り、ドイツ軍はノルウェー、デンマークに侵入
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西村京太郎80「北能登殺人事件」を読む

1984年初出の作品。主人公は十津川の部下、日下刑事。2012年に沢口靖子の鉄道捜査官シリーズの原作として映像化されている。あらすじ久しぶりに休暇をとって能登にやってきた日下刑事。しかし、恋路海岸で思わぬ事件に遭遇する。同じ列車に乗っていた若い女性が何者かに狙撃されたのだ。彼女には狙われる覚えはないという。さらに今度は彼女のホテルの部屋で男が死体で発見される。隣で倒れている彼女の手には血ぬられたナ
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伝説のハードアクション・大藪春彦「女豹の掟」を久々に読む

1989年初出の作品。女豹シリーズの第2作目。女殺し屋小島恵美子、通称エミーの活躍を描く。あらすじと感想身長167cm、体重50kg。B98・W58・H94。峰不二子かあんたは。このエミーが暴れまくる話。任務は来日する韓国大統領の暗殺を狙う北朝鮮のテロリスト5人を探しだし抹殺すること。目的のためには脅迫・拷問・殺戮の嵐。政府与党の幹事長もためらうことなく銃殺。たまったもんではない。テロリストを一人
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実話を基にした映画「星になった少年」を久々に観る

2005年の日本映画。原作は日本で初めてのゾウ使いだった坂本哲夢のことを母が綴った「ちび象ランディと星になった少年」。あらすじと感想主演は前年映画初出演「誰も知らない」でカンヌで賞を獲った柳楽優弥。今は大河ドラマやってますな。母親役は常盤貴子。当時母親役は新鮮だった。作品をきちんと選んで出てる姿勢に好感が持てる。父親役は高橋克実。似合う。主人公の彼女が今をときめく蒼井優。すでに「高校教師(2回目の
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松田優作・薬師丸ひろ子主演映画「探偵物語」を久々に観る

1983年の角川映画。1981年12月「セーラー服と機関銃」の大ヒット中に突然の休養宣言以来の復帰第1作だった。あらすじと感想原作は赤川次郎。薬師丸ひろ子のために書き下ろしたユーモア・ミステリーだった。監督は当時「狂った果実」「遠雷」などで日本映画界に新風を吹き込んでいた根岸吉太郎。相手役の探偵・辻山は松田優作。「家族ゲーム」の後ぐらいかな、新境地開拓中。薬師丸ひろ子との身長差30センチコンビが印
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島田荘司短編集「踊る手なが猿」を読む

表題作「踊る手なが猿」「Y字路」「赤と白の殺意」「暗闇団子」の4編を収録。「踊る手なが猿」タイトルだけ見ると何のこっちゃという話なのだが内容を読むとなるほどねえという話。いろんなサインの出し方があるもんだ。こういう独創性が魅力。ミステリーでありながら一人の女性の成長物語でもある。はたまた最後の一文はゾクっともさせられ、恐怖サスペンスみたいな感じもあるわな。「Y字路」これが一番気にいった作品。吉敷刑
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伝説のバイオレンス小説・西村寿行「炎の大地」を読む

1979年初出の作品。ブラジルを舞台に数奇な運命に翻弄される兄弟と姉を中心に展開されるバイオレンス長編。あらすじブラジル奥地の開拓農園が匪賊(ガリンペーロ)に襲われた。主である根岸夫妻は虐殺され、姉は凌辱され行方不明、買い物に出ていた幼い兄弟だけが生き残った。匪賊と日本の過激派が手を組んだとの情報を受け日本の警察庁から派遣された浅脇警視正は過去の因縁もあり襲撃者を追い続ける。5年の時が流れ、根岸兄
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感動の名作映画「陽のあたる教室」を久々に観る

1995年のアメリカ映画。もう20年以上前になんのね。名優リチャード・ドレイファスが音楽教師を演じ「人生のシンフォニー」を奏でた印象に残る作品。監督は「三銃士」などを作ったスティーブン・ヘレク。彼曰く本作は「素晴らしき哉、人生!」のような話とのこと。確かに共通点はあるかも。あらすじ時は1965年、ベトナム戦争が激しさを増していた。グレン・ホランド。彼の夢は素晴らしい楽曲をつくることで、その時間が確
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