フリーライター Sakamoto Norio ブログ

西村京太郎346「仙台青葉の殺意」を読む

2003年出版の作品。2015年に土曜ワイド劇場、2016年にフジテレビで映像化。あらすじ仙台で食品会社の社長・田中が病死。彼が残した手帳にはなぜか何の接点もないはずの十津川警部の名前が。田中の妻・啓子から葬儀に招かれる十津川。啓子から手帳を譲り受けるが、帰りの新幹線で何者かに奪われてしまう。やがて手帳を巡って連続殺人が行われる。啓子の身にも危険が迫る中、犯人像をつかみかねる十津川たちだが――とい
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西村京太郎500「十津川警部 秩父SL・三月二十七日の証言」を読む

2012年出版の作品。2013年に土曜ワイド劇場で映像化。あらすじゴールデンウィーク明けの5月10日。珍しく非番となった十津川警部は自宅にいた。妻の直子が出かけ、何気なく週刊誌を読んでいると一つの記事が目に留まる。それは旅行作家・小島のエッセイで秩父SLの車中で漫画家の戸川を見かけたというもの。だが、戸川は十津川が資産家の秋山夫婦殺しの罪で逮捕した人物。小島のエッセイによれば事件当日に戸川を見かけ
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森村誠一「超高層ホテル殺人事件」を読む

1971年初出の作品。1976年に近藤正臣主演、由美かおる、西村晃などで松竹映画化。水戸黄門か。1982年に土曜ワイド劇場で映像化。こちらは田村正和、結城しのぶ、佐藤慶などなど。どちらも観てみたいものだが。あらすじ超高層ホテルの開館記念イベントでホテルの総支配人が転落死。他殺が疑われたが、墜落した窓のある部屋は出入り不可能な密室。支配人はアメリカのNI社から派遣されてきた人物だったことから屈辱的な
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森村誠一「腐蝕花壇」を読む

1987年の作品。あらすじ人気作家・北村はある日公衆電話で隣り合わせた人と手帳を間違え、謎の麻薬パーティーに参加してしまう。ところが、もともとそこに参加予定の政界黒幕がホテルで不審な突然死。少しずつ手がかりをつかんでいくが突然政界から圧力が。憤りを感じ己の身を捨て執念の捜査を進める刑事たちは、ついに巧妙な手口の犯罪計画を明らかにしていく――という話。感想一見何のかかわりもなさそうな犯罪を、うまいこ
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女必殺拳シリーズ2・東映映画「女必殺拳 危機一髪」を観る

1974年公開の東映映画。女必殺拳シリーズ第2弾。あらすじ凄腕の女ドラゴン・李紅竜(志保美悦子)。友人である王美麗の捜索を父親から依頼され日本へ。美麗は宝石密輸の運び屋をやらされていた。美麗や姉の白蘭たちを食い物にする悪の組織を倒すため紅竜の怒りの拳が炸裂する――てな話。感想まあ基本第1作とほぼ一緒の展開。兄弟はぶち殺されるし、わけのわからん使い手は出てきては紅竜に叩きのめされる展開。安岡力也さん
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東映時代劇映画「旗本退屈男 謎の蛇姫屋敷」を観る

1957年12月公開の東映時代劇映画。旗本退屈男シリーズ第22弾。どんだけやっとんのよ。あらすじ突然屋敷に飛び込んできた女を助けた早乙女主水之介(市川右太衛門)。何やら事件の匂いをかぎとった彼は、柳沢吉保(山形勲)が企む陰謀の存在を知る。徳川家を抹殺せんとの企みを果たして阻止することができるのか?--てな感じの話。感想霧島京弥に北大路欣也が扮し、親子共演が一つの見どころ。小太刀の名手、京弥に無理や
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伝説の集団時代劇映画「大殺陣」を久々に観る

1964年の東映時代劇映画。時代劇が下火になり、任侠路線への転換が行われている時代。「十三人の刺客」「十一人の侍」に続く集団時代劇3部作の最後。監督は工藤栄一、脚本は池上金男。主演は里見浩太朗、平幹二郎。あらすじ時は4代将軍家綱の治世。なんでも屋ではない妻の加代と幸せに暮らす神保平四郎(里見浩太朗)。ところが友人をかくまったと誤解され、謀反を企む一味として捕縛される。あげくに加代は切り殺され散々な
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西村京太郎256「伊豆誘拐行」を読む

1997年出版の作品。1998年に土曜ワイド劇場、2014年にTBSで映像化。あらすじ人気女優の桂アヤが誘拐された。青い蛇と名乗る犯人は身代金1億円を要求。十津川警部たちが張り込むものの、身代金は奪われ人質も帰らない。犯人は「伊豆長岡へ行け」との謎のメッセージを残す。十津川警部たちは伊豆に行き、3年前に起きた交通事故との関連を知る。ところが突如、桂アヤは記者会見を行い誘拐事件はなかったことになる。
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西村京太郎153「十和田南へ殺意の旅」を読む

1989年出版の作品。記念すべき土曜ワイド劇場最終回として映像化。あらすじ「姉を殺した男に復讐する」と恩師に手紙を残し十和田湖に向かった井関ゆき。その後湖畔のペンションから予告通りゆきの姉の元恋人・古木の刺殺体が発見される。ゆきは警察に自首し、事件は簡単に終わったかに見えた。ところが解剖の結果、死因は刺殺ではなく絞殺と判明する。ゆきが手紙を出した相手である中村弁護士は、十津川警部の大学時代の同窓だ
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西村京太郎221「松島・蔵王殺人事件」を読む

1994年出版の作品。1995年にTBSで映像化。ゲストは山本陽子、生稲晃子、萩原流行など。あらすじ上野公園で発見された男の毒殺死体。翌日、多摩川で見つかった女の絞殺死体。どちらも架空の名刺を持っていたという点で共通があった。身元がわからない2人に捜査は難航するが宮城県松島在住の小笠原ゆきという女性から「被害者は自分の叔母ではないか」との情報が。十津川警部と亀井刑事は現地に向かうが待ち合わせをした
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