フリーライター Sakamoto Norio ブログ
広島の行政書士事務所を舞台にした漫画。それを連ドラ化したのがフジテレビ。2001年の1~3月、木曜劇場だった。なんちゅうか個人的には「月9」より「木曜劇場」の方が好き。この作品に関していえば常盤貴子と深津絵里という組み合わせの妙。原作ではどっちとも男なんだけど、この頃「きらきらひかる」とか男を女に置き換えてヒットした作品がそこそこあった。言い換えればフジのドラマ作りはそのあたりが絶妙によかった。あ
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1972年ミュンヘン・オリンピック開催中に起きたパレスチナ武装組織「黒い九月」による人質事件を描いた作品。あらすじと感想4回映画化されているオリンピック史上有名な事件。その最初の映画化がこの作品。警察側のリーダーがウイリアム・ホールデン。犯人側のリーダーがフランコ・ネロ。テロリストが選手村を襲い、イスラエル選手団を人質に逮捕されている同志の釈放を求めた前代未聞の出来事。イスラエルがそんな要求に首を
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1984年1月7日放送。こんなもん正月早々放送するところがおおらかというかなんというか。あらすじと感想原作は江戸川乱歩の「人間椅子」。変態話バリバリの内容なのだがこれが土曜ワイドシリーズになるとますます変態に(笑)そもそも原作のままでは2時間サスペンスになるはずもなく別物だけど。今回のヒロインは萬田久子。決してミナミの帝王、万田はんではない。いつも思うが……美人か? ミス日本か?人の好みはわからな
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1975年出版の青春ミステリ。本格推理ものでもある。映像化はまだなし。あらすじおれたちのバンドが作ったブルース「シンデレラの罠」がいつの間にか誰かに盗まれ、静岡のラジオでヒットチャートを急上昇していることが判明。頭に来たおれたちは静岡に向かい、メンバーの親戚の旅館に泊まり犯人探しにひた走るがやがて奇妙な連続殺人事件が勃発。果たして連続殺人鬼は旅館に滞在する誰なのか?--という展開。感想青春ミステリ
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巨人を退団し日本ハムに入団することになった1997年シーズン前の出版。巨人軍退団の真相に始まり日本ハムを選んだ理由、清原・松井・イチローの話。さらにはプロ野球界への緊急提言など盛りだくさん。巨人軍退団に至った理由は自身を追い出そうとしたフロントとの話がある。当時の渡邊社長と長嶋監督には何ら恨みがないそうだ。時系列で退団までの流れを整理しており、なるほどフロントのひどさがわかる。実際問題落合退団の後
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1981年出版の作品。「有罪」「闇の法廷」「原罪」の3本を収録。あらすじと感想衝撃の連作集というかなんというか。なんつうても現役の判事、検事、刑事、弁護士その他が闇の法廷を開催するというすごい話。ようこんなの書くねえ。「有罪」はダンプカーで犬を轢き殺した運転手が裁きを受ける。たぶん作者本人が愛犬をひき逃げされた経験から基づくもの。余罪が出てくる出てくる。でもこんなやついるよねえ。身勝手な理由で動物
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2001年出版の自選集第3弾。「おおぞら3号殺人事件」「死への旅『奥羽本線』」「ATC作動せず(L特急わかしお殺人事件)」「急行『だいせん』殺人事件」「殺意を運ぶ列車」「復讐のスイッチ・バック」の6本を収録。「おおぞら3号殺人事件」は亀井刑事活躍の巻。姪の典子がプロポーズされてる彼と北海道旅行。ところが彼と知り合いの女がホテルで殺され――という展開。「死への旅~」も亀井刑事活躍編。結婚するはずだっ
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1983年出版の作品。同年にザ・サスペンスでテレビドラマ化。あらすじ網走刑務所で刑期を終えた元刑事の橋本。刑務所内で自分をかばった傷がもとで死亡した仲間の遺品を届けに宮崎へ向かう。しかし、寝台特急「富士」には彼を襲う危険な罠が。遺品の中にある手帳には何が隠されているのか?感想「北帰行殺人事件」のその後の話。期待した割には「?」という感じの作品。なんでそうなるかといえば、設定の共感の無さ。それでいい
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1984年出版の作品。1985年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。当時としては珍しい2時間を超えるスペシャル版だった。あらすじ第一線のベテラン刑事が集う会議に出席するため、大阪に来た亀井刑事。家族に土産を買って帰ろうと心斎橋を歩いていたら突如襲われる。身に覚えのない亀井がその男を問い詰めたところ、何者かに1000万円の懸賞金をかけられていることが判明。しかもあちこちの店に張り紙が。犯人の目的は亀井
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1973年公開の東映映画。仁義なき戦いシリーズの3番目にあたる。内容については説明の必要ないぐらいよく知られている話。前2作に出ていた菅原文太、金子信雄らに加え小林旭、加藤武も出てきて代理戦争、話し合いのシーンだらけ。よくまあこんな話がまとまるもんだと思うのだが脚本を書いた笠原和夫さん曰くこれが一番詰まったそうだ。そもそも最初は3部と4部「頂上作戦」を一つの映画にする予定だったらしい。ところが会社
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