フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1974年公開の東映映画。主演は渡瀬恒彦、梶芽衣子のコンビ。監督は中島貞夫。タイトルはジーンズブルースだが、登場人物誰もジーンズはいてない(笑)さすが東映。他の映画会社ではマネできない。あらすじと感想主題歌は梶芽衣子「ジーンズぶるうす」。何でひらがなやねん(笑)それはさておき内容はといえば要は日本版ボニー&クライドですな。マンションの一室で売春のチーママみたいなことをやってる聖子(梶芽衣子)がオー
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1979年公開の大ヒット映画。その要因となったのは女工たちの苦労を単に「女工哀史」的に描くのではなく彼女たちにも青春があり、輝いた瞬間があったというように喜びも描いたところが大きかった。エンターテインメント作品としても今日に影響を与えている。特に群衆シーンは抜群に上手い。あらすじ時は明治36年2月。飛騨から野麦峠を超え信州諏訪に向かう少女たちの集団。毎年、わずかな契約金で100名以上が製糸工場に働
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1973年公開のATG映画。頭脳警察の音楽が印象的。タイトルもストレートでかっこいい。主演は渡瀬恒彦、監督は中島貞夫。あらすじと感想渡瀬恒彦・杉本美樹コンビっていいよねえ。やくざ映画というよりは青春映画というか。滅びの美学というか。なんせドンパチがそう派手にあるわけではない。ていうか、ほぼない。上部団体同士の抗争もない。要は100万円につられて組の鉄砲玉として宮崎に行き好き勝手すらできずに外に出る
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1990年出版の作品。2008年にTBSで映像化。あらすじ秋の観光シーズン。飛騨高山の秋祭りは終わったがまだまだ観光客で賑わっていた。古い家並みで有名な高山市上三之町も例外ではない。若い女性のスケッチしている絵を見て加東巡査は感心した。しばらくして旅館から若い観光客が戻ってこないとの知らせが。落ち葉の下から発見された若い女の絞殺死体。その女がスケッチブックを所持していたことから加東巡査が見かけた女
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1966年公開の東映映画。任侠映画が大ヒットしている時代にある意味アンチテーゼといえるチンピラを主人公にした映画。あらすじと感想監督・脚本は中島貞夫。出演は松方弘樹のほか、天知茂、高松英郎、三島ゆり子、ケン・サンダース、荒木一郎、近藤正臣、宮園純子など。今日からみれば結構豪華な面々が揃っている。冒頭からチンピラ感満載。京都駅の表で松方弘樹が叫ぶ。「金閣寺方面、どないだ」要は白タクである。ま、このよ
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1962年公開の大映映画。それまでどちらかといえばキワモノ映画だった「忍術映画」の流れを変えた画期的な作品。その後の忍者映画流行の先駆けとなり大ヒットした。あらすじ時は戦国末期。伊賀の国にいる石川五右衛門(市川雷蔵)は百地三太夫(伊藤雄之助)の配下の忍び。位的には最下層だった。その頃、天下を狙う織田信長(城健三朗=若山富三郎)は宗門の掃討を続けていた。それに対して三太夫は配下に信長暗殺を指示。さら
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1999年出版の作品。2001年にTBSで映像化。あらすじ井の頭公園で男の射殺死体が発見された。男は盲目の新進画家・木下と判明。木下には世話を一手に引き受けていた恋人の足立えり子がいたはずだが謎の失踪。しかも木下の代表作12点も忽然と消え失せた。やがて巻き起こる謎の連続殺人事件。被害者の顔には木下が影響を受けた西伊豆出身の画家の「龍」と「鶴」のハンカチが。誰が何のために殺人を? 十津川警部の推理は
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1976年公開の東映映画。「ウィークエンダー」のパクリとしか思えない出だしで悲惨な事件が紹介されていく。もちろん語り手は泉ピン子。まずリポーター泉ピン子が紹介する事件とは……舞台は福岡県行橋市。髭を剃られながら西本(室田日出男)は理髪店の女店主のケツを触りまくる。しかし、これが結構な代償となってしまう。女店主に借金を申し込まれたのだ。さあどうしよとなり、結局強盗殺人。血まみれのお金を彼女に渡す西本
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1980年に「週刊現代」で連載。「赤い鯱」「黒い鯱」に続く鯱シリーズの第3弾。あらすじ元首相で現在は政界の黒幕として君臨するケジマ。その彼がひそかに小樽からレポ船に乗り、赤い国首脳と接触。彼の足取りに気付いたものはことごとく闇に葬られる。しかし、彼はオホーツク海で死体となった。彼は敗戦時に赤い国と密約をかわし首相の座にまで上り詰めた。それを今、軟禁中の反体制作家イワンに暴露されようとしていた。彼は
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1983年出版の作品。いまだに映像化がない幻の名作。あらすじ法の網を潜り抜けてきた暴力団川田組。そのトップである川田組長を有罪に追い込む重要な証人を警察捜査陣はやっと手に入れることができた。ところが東京から札幌地裁まで証人を連れて行かなければならないのに航空ストが発生。タイムリミットは深夜零時。それを超えると川田組長を釈放せざるを得ず、国外逃亡を許してしまうことに。証人を連れて東京を出発した十津川
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