時代劇「吉宗評判記 暴れん坊将軍」第40~42話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の第14弾。

第40話「翔べ! 下町の神童」

ゲストは真夏竜、汐路章、中井徹、遠藤太津朗、五味龍太郎など。

あらすじ

目安箱に入れられた訴状を見て、
子供の頃から読み書きができる体制を痛感する吉宗。

その頃、寺子屋「菅野塾」には多くの子供がいたが、
豆腐屋の息子・金太(中井徹)は塾に通わせてもらえず、
子供たちからバカにされていた。

ある日、いじめられていた金太を
通りがかりの佐吉(真夏竜)が救い、字を教えてやることに。

しかし、佐吉は心ならずも留造(汐路章)率いる
当たり屋の一味に引きずり込まれていた。

その背後には地回りの親分・九兵衛(遠藤太津朗)、
北町の同心・伊原作之進(綾川香)、
さらには元北町奉行・原田将監(五味竜太郎)がいた。

当たり屋による大店のゆすりで
犠牲者が出たのをきっかけに佐吉は仲間を抜けようとするが、
九兵衛たちは金太を人質に取って仕事を続けさせる。

これを知った吉宗は――という話。


感想

ウルトラマンレオの真夏竜さん、
悪役スター・遠藤さん&汐路さん登場の回。

浪人じゃない五味龍太郎さんも珍しい気がするほか、
悪役が善玉・悪玉に分かれてチョイ役で出演している印象。

寺子屋の重久剛一さんとか。
金太の中井徹さんはGメン75でも出てた気がする。
割と初期の方の作品で、山城新伍さんの息子役だったような。

日本人の学力低下が話題になる昨今、
何を覚えて身に付けていくかってのは
もう一度考え直した方がいいかもねえ。

生きた学問というかね、
まあ勉強ができなくても挨拶と返事がちゃんとできて、
時間を守る人ならたいていのことはできると思うのだが。

第41話「切腹! 酒呑み代官」

ゲストは長門勇、谷口香、小林昭二、田中和洋、山本麟一など。

あらすじ

吉宗が新宿代官に抜擢した
酒田善右衛門(長門勇)によって
安全で住みよい街に生まれ変わった新宿。

おまちと新宿に出かけた吉宗も
その変わりようを見て手ごたえを感じていた。

ところが好事魔多し、
善右衛門が酒に酔わされている間に
御禁制の阿片の原料となる芥子が運び込まれてしまう。

善右衛門の酒癖と人の好さを利用した策略に、
吉宗は善右衛門を救うべく動き出すのだが――という話。


感想

長門勇さんリターンズの回。
当然、妻役の谷口さんと息子役の田中さんも
もれなく付いてくる。あまり活躍の場はないけど。

このテの役は長門さんの独壇場ですな。
軽演劇出身ならではというか、独特の風味。

善右衛門をハメる伊兵衛役は小林昭二さん。
仮面ライダーのおやっさんは最後にシバかれる。
現代劇より時代劇で悪役ちょいちょいやってるイメージ。

悪い坊主に森章二さん。
重久剛一さんとなかなか区別がつかんのだが。

ボスキャラ・山本麟一さんは健在。
赤影・坂口徹郎さんもちょこっと登場。
さらに栗塚さんも出演と結構盛りだくさん。

第42話「燃える男と莫連女」

ゲストは赤座美代子、菅貫太郎、小瀬格、川浪公次郎など。

あらすじ

神田で不審火が相次ぎ、め組が出動するが
そのたびに定火消・大久保弾正(菅貫太郎)に先を越されていた。

独自調査に乗り出した辰五郎が命を狙われる中、
酌婦・お綱(赤座美代子)が陰ながら辰五郎の調査に協力。

付け火の現場を目撃したお綱は、
不審火のターゲットになった柏屋を勘当された身だった。

火事を減らすため、家の構造の抜本的改革の
必要性を吉宗が感じている一方、新たな事件が――という話。


感想

赤座さん&菅さんの俳優座コンビが登場。
現代劇・時代劇問わず、
赤座さんのノーマルな役は観た覚えがない。
必ず過去にキズ持つか、なんか謎持ってるかである。

また似合うんだな、これが。
菅さんは大物・小物どちらもハマる演技力が魅力。
なんでしょうな、やっぱりあれは技術なんかね。
特捜最前線では検事やってたり、上手いんだよねえ。

必殺必中仕事屋家業だったかな、
嵯峨美智子さんと出た回とか、いつもと違う感じで。
女性に溺れる役で、あれよかったなあ。

交通事故で亡くなったんだけど、
確か轢かれそうに子供を庇ったんだっけ。
悪役演じてる人の方が、人柄いいのよね。

小瀬さんは津坂刑事撃ち殺したイメージが強いなあ。
文学座ですわな、確か。

町火消VSどっかという構図は
その後もちょいちょい出てくるけど、
め組に見せ場もあるしでシリーズには適した内容かも。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る