1993年火曜サスペンス劇場枠にて放送。
女弁護士・高林鮎子シリーズ第11弾。
原作は津村秀介『能登の密室』。
ゲストは佐藤仁哉、須賀不二男、出光元、石浜朗など。
あらすじ
能登の警察署から連絡を受けた鮎子(真野あずさ)。
離婚の相談を受けていた三林雅江が、亡くなったというのだ。
鮎子が現地に向かうと、腹違いの兄・河辺和幸(佐藤仁哉)と
叔父・遠山(川島一平)は姿を見せるが、夫・一行(貞永敏)は現れない。
ホテルに密室状態で死んでいた雅江の死を警察は疑うが、
青酸ソーダによる死であったことから自殺として処理。
ところが、東京に戻った鮎子に雅江からの手紙が届く。
離婚してやり直したいと書かれたその内容を見て、
雅江は自殺ではないと鮎子たちは確信。
俺が依頼人になるという草鹿(丹波哲郎)の一声で、
鮎子は慎平(橋爪功)とともに真相を追うのだが――という話。
感想
出だしがすっきりしていて、入り込みやすい。
羽咋市、昔取材で行ったなあ。UFOのまちですわな。
貞永敏さん、懐かしや。
こういうポジションが似合う方でしたな。
もう俳優じゃないらしいが、いま何やってんだろ。
主犯だけでなく共犯者のアリバイ崩しも絡んでくるところが新鮮。
コンドールマン&ミラーマンってのが、ある意味豪華だ。
お二方とも、現代劇・時代劇問わず活躍してましたわな。
シリーズの中では上位に入る出来だと思うねえ。