1983年土曜ワイド劇場にて放送。
好評を博してシリーズ化した伝説の1回目。
原作は松本清張『熱い空気』。
1966、1979年と映像化され、これが3度目だった。
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あらすじ
夫の浮気が原因で子連れ離婚し、子供を亡くした後、
今は協栄家政婦紹介所の二階に住み込みで働く河野信子(市原悦子)。
何が彼女をそうさせたのか、
家政婦として裕福な家に入り込んでは、
家庭の裏側をいろいろ見て偉そうな雇人の秘密を嗅ぎだすのが快感になった。
そんな屈折しまくってる信子の唯一の癒しは、猫のハルミ。
なんたって信子は、都はるみの大ファンなのだ。
ある日、信子に所長のキヌヨ(野村昭子)から仕事の話が。
それまで行っていた家に飽きていた信子は引き受ける。
行先は大学教授・稲村(柳生博)の家。
妻・春子(吉行和子)、長男と次男、姑・ツネ(鈴木光枝)。
一見、何の問題もなさそうなこの家庭の秘密を嗅ぎまわる信子。
掃除のどさくさ紛れに、あれこれ探し回る。
ダンナへの不倫ラブレターを見つけて喜ぶ信子。似合う。
さらにそれを春子が見つけるように細工。
「人の不幸は蜜の味」とばかりに楽しむ信子だったが――という話。
感想
ハンターチャンス博が浮気していたのは、妻の妹・山口いづみさん。
姉妹というには無理がある気もするが、見えなくもない。
どっちもキレイだ。この頃の柳生さんはこういう役が多いな。
これが第一弾なわけだが、まさか後にあれだけ続くとは。
誰も予想せんかったでしょうな。
原作は短編で、他に作品無かったから
シリーズ化となった際は続編依頼に行ったんだっけ。
でも、断ったそうな。もったいない(笑)
しかし、ある意味これってサイコパスだよねえ。
ジメジメした感じにならないのはさすが市原悦子さんってとこか。
次男は『親子ゲーム』(だったかな)の子役の人のような。
姑は佐々木愛さんのお母さんですな。
なんやかんや言うても、続くものは設定がしっかりしてる。
そのあたりは、見習うべき点やね。