1979年公開の東映映画。
出演は菅原文太、鶴田浩二、梅宮辰夫など
おなじみの面々+舟木一夫や夏純子など今観ると豪華。
でもおなじみの皆さんはどちらかといえば脇役で、
メインになるのはアナーキーなチンピラ集団だけど。
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あらすじと感想
ま、一言でいえば暗い。
アナーキーインUKならぬアナーキーイン浅草。
そもそもドン襲撃事件を時間がそんなに空いてない中で
やろうとする発想がまずとんでもない。
さすがに現代ものとしてはできないから、
大正時代の浅草に設定を持ってくるわけだが、
それがわかりづらいといえばわかりづらい。
もうちょい誰でも知名度のある実在した人物に
仮託するならまだましかもしれんが。
で、清水健太郎やジョニー大倉や三浦洋一らが
主人公というかそういう集団って話なのだが。
これがピンとくるようなこんような。
逆に女性にしちゃうぐらいの方がよかったのでは。
集団女アナーキストってのは今までにないんちゃうかな。
そういうのやろうかな。
鳩の首から血が流れるってタイトルバックだけで
なんちゅうか内容を暗示してくれる。
血が流れてタイトルがドーンと出て、
当時の新聞記事がいろいろ出てエログロナンセンス的な
風俗が描写されて流れる音楽の退廃感は結構好きなんだけど。
シャボン玉の歌が志を無くしたアナーキストの唄ってのは
話は聞いたことがあるけどホンマかいな。
アカペラでスローで歌えばまあそんな感じはする。
昔観た時よりかはなんかノレルかなあ。
人物にというより雰囲気に。歳くったせいかね。