明智小五郎美女シリーズ19「湖底の美女」を久々に観る

1982年放送の美女シリーズ第19弾。
原作は江戸川乱歩の「湖畔邸事件」。
ゲストは松原千明、野川由美子、平田昭彦など。

あらすじ

休養のため文代と小林少年を引き連れ白樺湖に向かう明智くん。
そこで弁護士の上村(平田昭彦)に呼び止められる。
決してここでゴジラ出まっせ、という相談ではない。

上村は河野画伯(高橋昌也)に呼ばれ白樺湖に来ていた。
画伯の娘・ゆかり(松原千明)と共に車に乗っていく。

河野が上村を呼んだ理由は、
弟子の野崎とちちくりあう後妻の忍との関係など
もろもろ清算したいことを相談したいからだった。

明智くんが泊まるのはホテル山幸閣。
巨大水槽での魚と水着の美女のショーが話題のところ。

そこでは当然のごとく、画伯一行様もお泊り状態。
河野家のすったもんだに構わず、
のんびり休憩したい明智くんだったが、
河野の娘・陽子にドクロが描かれたこけしが
送りつけられたのをきっかけに事件に巻き込まれていく――という話。


感想

名探偵たるもの事件が起ころうが何しようが
自分のペースを崩さず生活するものなのである。

このあたり、明智くんは徹底していて
文代らが騒ごうが何しようがなかなか動こうとはしない。

布団をかぶったまま、なかなか出ようとはしないのだ。
しかし、そんなことしてても事件の方からやってくるから仕方ない。

限定された空間の中で起こる連続殺人を解決していく。

ラストの方で私がもう少し早く気が付いていたら……とか
のたまってくれるのだが、そもそもアンタごねとったやないかい。

登場人物それぞれ何か胡散臭いのだが、キャラはそれほど濃くない。
野川由美子さんの現代劇は割と珍しいのかな。
この頃は長七郎江戸日記とか時代劇のイメージ強いもんねえ。

良くも悪くもまとまっている作品。
まとまりすぎてインパクトに欠けてるかなあ。

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