西村京太郎118「急行もがみ殺人事件」を読む

1987年初出の作品。2010年に「寝台特急カシオペア殺人事件」として土曜ワイド劇場でドラマ化。あらすじ十津川警部の部下、清水刑事がお見合い結婚した。新婚旅行は東北の鳴子温泉から最上川下り、さらに日本海の温泉を巡るルート。その途中、偶然にも同じルートを巡るカップルを見かける。だが、違う場所では男が別の女といた。そして清水の新婦が何者かに襲われ頭を負傷。さらに見かけた別の女が急行もがみ1号の車内で殺
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西村京太郎113「寝台特急『はやぶさ』の女」を読む

1986年初出の作品。1987年に「金曜女のドラマスペシャル」で2004年にテレ東でテレビドラマ化。あらすじカメラマンの古賀は東京から熊本・西鹿児島へ向かう寝台特急「はやぶさ」の中で、黒のドレスが似合う女と出会う。シャッターを切った時睨まれたので、お詫びのしるしと思い飲み物を差し入れる。女は断って立ちあがったが急に苦しみ出す。女を介抱した古賀だったが、大阪府警に緊急逮捕される。何が何だかわからない
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西村京太郎92「上野駅殺人事件」を読む

1985年初出の作品。1993年に渡瀬恒彦版でテレビドラマ化。あらすじ上野駅周辺で浮浪者を狙った毒殺事件が立て続けに3件起こる。青酸カリによる無差別殺人の対策に苦しむ十津川警部や亀井刑事達。そこへ「8000万を用意せよ K」の脅迫状が。要求を飲まなければさらなる被害の可能性も。十津川達は金の受け渡しの際に逮捕のチャンスを狙うが上野駅構内の盲点を突かれ犯人は逃走してしまう。共犯と思われる一人を何とか
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西村京太郎94・傑作「南伊豆高原殺人事件」を読む

1985年初出の作品。1996年にTBS月曜ドラマスペシャル枠でドラマ化された作品は全映像化の中でも屈指の出来栄え。展開の先が読めず最後の最後まで犯人がわからずこれぞサスペンスドラマといえる話だった。確か視聴率もよかったはず。その原作がこれ。あらすじ中野で起きた5000万強奪事件を解決した後、ほっとした気持ちで新聞を広げた十津川。面白い広告を見つけたので亀井に声をかけた。それは吉田興業の創立24周
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西村京太郎12・初期の名作「殺しの双曲線」を久々に読む

1971年初出の作品。冒頭に「この推理小説のメイントリックは双生児であることを利用したものです」と掲げている。著者が自選ベスト5にあげている作品で人気も高い。1987年に金曜女のドラマスペシャルでテレビドラマ化。出演は沢田亜矢子、長谷直美、篠田三郎など。観たい。主題歌は刀根麻理子。デリンジャーの人だったっけ。あらすじ東京で発生した連続強盗事件。被害者たちの証言から小柴兄弟が浮上するが2人は一卵性双
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西村京太郎244「南紀白浜殺人事件」を読む

1996年初出の作品。フジの金曜エンタでやってた「十津川警部夫人の旅情殺人推理」第1作目の原作。主演は萬田久子。あらすじ「あなたはもうすぐ死にます」といった内容の脅迫状を受け取った建設会社のOL・広田ユカ。心配した同僚の木島多恵が近くに住み懇意にしている十津川警部の妻・直子に相談。しかし、母親のお通夜で実家のある南紀白浜に行っているはずのユカが本当に消息を絶ってしまった。一方、ゆすりの代筆業という
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西村京太郎271「上越新幹線殺人事件」を読む

1998年初出の作品。1996年に土曜ワイド劇場で「上越新幹線殺人事件」というのが映像化されているが、原作は「行楽特急殺人事件」で内容が全く違う。あらすじ十津川は休暇を取り上越新幹線に乗って、新潟県下の月岡温泉に向かった。先輩の元刑事、小久保に会いに行く為だった。小久保は5年前に起きた爆弾魔の事件で、ただ一人別の犯人説を取り退職していた。ホンボシとされた人間は自爆して死んだのだが……その爆弾魔は「
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西村京太郎447「妖異川中島」を読む

2009年初出の作品。現代の企業の競争を川中島になぞらえている異色作。映像化はまだなし。 あらすじ十津川警部の元部下で今は私立探偵の橋本。ある日、大学の先輩にあたる越後実業の社長に呼び出される。ライバル会社の甲州商事の内情を調べてくれというのだ。それぞれ上杉謙信と武田信玄を信奉するワンマン社長。後継ぎを誰にするかも共通の悩みだ。両社長は川中島の合戦になぞらえて引き抜き合戦を国会議員立会いのもとに考
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西村京太郎66「東北新幹線殺人事件」を読む

1983年初出の作品。1984年に土曜ワイド劇場でドラマ化。三橋達也の体調不良により、天知茂の十津川警部という珍しい作品となった。あらすじ8月8日に仙台に帰省するため、大宮からの東北新幹線グリーン車指定席を買っていたOLが東京で殺害された。どういうわけか指定券だけ盗まれている。グリーン車指定券一枚のために人殺しを行う人間がいるのか?被害者が夕食に間に合う時間に帰る予定だったことから十津川、亀井コン
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西村京太郎183「長崎駅殺人事件」を読む

1991年初出の作品。映像化はまだなし。あらすじ元スコットランドヤードの敏腕警部で今は人気ミステリ作家のビクトリア・ヘイズが妻を伴って来日することになった。ヘイズの妻、信子は十津川の元部下。日本人的な顔立ちに似合わず気の強さを始め日本人離れしたハートの強さが魅力の女性だった。ところが、警視庁にヘイズ夫妻の殺害予告が届く。しかもその組織名はヘイズのヒット作に出てくるテロ組織WRP日本支部を名乗ってい
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