西村京太郎452「つばさ111号の殺人」を読む

2009年出版の作品。
2010年土曜ワイド劇場で映像化。

あらすじ

十津川警部が朝食をとりながら新聞を読んでいると
ある男の死の記事が目に留まった。
男は昨年起きた殺人事件で裁判の証人になった人物だった。
判決の場で犯人は証人たちを全員殺すと叫んだが獄死。

男の死は不審な死を遂げた証言者に続き2人目。
偶然の一致とは思えない状況に十津川たちは動く。
しかし、またしても証言者の一人が失踪し無残な姿に。
十津川は犯人と親しい関係にあったと思われる
予言者の存在を探り当てるが、予言者は十津川の妻・直子の死を予告。
そして直子が救急車で運ばれた。

なおも続く殺人事件に十津川たちはどう立ち向かうのか――という話。


感想

まあなんちゅうかゲーム感覚で殺人を起こす現代的な話。
そこにちょいとひねりを利かしている。
実際にありそうで恐ろしい話でもある。
これ例えば学校とか舞台にしたら結構成立しそう。

原作では犯人と同性愛関係にあったと思われる男がカギを握るのだが
映像化ではそんな話はどこへやら犯人の動機から何から変わっていて
無理やりすぎて突っ込みどころ満載の作品となっている。
狂言回しみたいな女(京野ことみ)までオリジナルで出てくるし。
まあどっちを好むかは人それぞれだけどそれにしてもねえ。
犯人の動機がここまで変わるのはある意味凄いですな。
ていうかキャラクターが変わりまくってるわけなのだが。

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