天使シリーズ1・三好徹「天使の唄」を読む

1977年出版の天使シリーズ第1弾。
表題作のほか、「天使の弔鐘」「天使の裁き」「天使の葬列」
「天使の亡霊」「天使の黒い微笑」の計6編を収録。

天使の唄 (1977年) (講談社文庫)
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1973年のテレビドラマ「追跡」で
映像化になったのは「天使の唄」「天使の弔鐘」
「天使の裁き」「天使の葬列」の計4編。

「天使の唄」は賭博場の手入れが行われた際、
一人の幼い歌手がいた。その場に居合わせた私。
やがて彼女は自殺した。その背景にあったものは――という話。

「天使の弔鐘」は私が記者連中とマージャン中に
とある女優が殺されたとの知らせが入る。
彼女の過去を洗ううちに見えてきた真実とは――という話。

「天使の裁き」が一番内容のいい作品。
ある女性がキスを一回いくらで売っているということが
記者クラブの中で話題となった。売春防止法違反か否か。
そうこうしているうちに殺人事件が発生。
さらに審理中の法廷が突如休廷。
私は調べるうちに判事の辞任を勘で当てるのだが――という話。

ラストがなかなかいい作品。人間の描き方が好み。

あと3つは――まあ特にどうということはない。
しいていえば「天使の亡霊」がまあまあかな。

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