1984年出版の女検視官・江夏冬子シリーズ第2弾。
1985年に火曜サスペンス劇場でテレビドラマ化。
タイトルは「京都慕情殺人事件」。主演は水沢アキだった。
長門裕之、夏樹陽子、中山仁、中村竹弥など出演陣は結構好み。
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あらすじ
東大医学部を出て警察畑へ進み、京都府警に赴任してきた江夏冬子。
忙しい日々の中、やっと手が空いたので時代祭を見物に。
友人の白川由美子を待っていたが姿がない。
そんな時、紫式部に扮していた人物が突然苦しみだして死んだ。
その女性の名は豆香。花街で働いていた。
さらに伏見稲荷、泉湧寺、観月橋、北野天満宮と
次々に連続殺人事件が発生する。
それぞれの現場にはいつも華やかな舞扇が残されていた。
犯人は誰か? そしてその動機は?
冬子は捜査陣の一人として事件を追う――という話。
感想
出だしからトトーンと続く連続殺人事件。
本格推理小説らしいといえばらしい展開。
意外にもこの原作は一度しかドラマ化されてないんだねえ。
原作とドラマは結構内容が異なる。
なんせ江夏冬子はいない(笑)
ある意味すげーな。しかし紅葉はきちんとおる(笑)
女子大生ってか。時代ですな。殺されるけど。
容疑者の一人となる白川由美子が水沢アキ。
事件を追う刑事・橋口が長門裕之。この二人がメイン。
全体的なトーンが抜群に暗いが、ありっちゃありかね。
悲恋物語的要素は原作でもありますからな。
原作とドラマを見比べてみるのも一興では。