フリーライター Sakamoto Norio ブログ

女検視官江夏冬子シリーズ・山村美紗「扇形のアリバイ」を読む

1984年出版の女検視官・江夏冬子シリーズ第2弾。1985年に火曜サスペンス劇場でテレビドラマ化。タイトルは「京都慕情殺人事件」。主演は水沢アキだった。長門裕之、夏樹陽子、中山仁、中村竹弥など出演陣は結構好み。あらすじ東大医学部を出て警察畑へ進み、京都府警に赴任してきた江夏冬子。忙しい日々の中、やっと手が空いたので時代祭を見物に。友人の白川由美子を待っていたが姿がない。そんな時、紫式部に扮していた
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ヒッチコック監督映画「疑惑の影」を観る

1943年製作のアメリカ映画。戦後日本で初めて公開されたヒッチコック映画らしい。主演はジョゼフ・コットン&テレサ・ライト。あらすじ退屈な我が家に飽き飽きしている思春期ですか状態のチャーリー(テレサ・ライト)。大好きな叔父・チャーリー(ジョゼフ・コットン)に来てもらおうと電報を打ちに行くが、そんなことせんでも以心伝心、来るんだなチャーリーが。ところが、大好きだったはずの叔父のチャーリーは未亡人連続殺
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ヒッチコック監督映画「裏窓」を久々に観る

1954年のアメリカ映画。ヒッチコック監督55歳の時の作品。主演はジェームズ・スチュアートとグレース・ケリー。原作はコーネル・ウールリッチだったのね。後のサスペンスドラマに数々の影響を与えた名作。あらすじ舞台はニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジ。その一角にあるアパートの一室で暮らしているジェフ(ジェームズ・スチュアート)。ジェフは報道カメラマンで取材中の事故で車椅子生活中。退屈しのぎに望遠カメラ
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横溝正史原作映画「悪魔が来りて笛を吹く」を久々に観る

1979年公開の東映映画。監督は斉藤光正、脚本は野上龍雄。主演は西田敏行。宮内淳、斉藤とも子などが出演。あらすじ宝石店「天銀堂」で従業員が毒殺される事件が発生。容疑者として取り調べを受けたのは椿英輔元子爵(仲谷昇)。没落したとはいえ由緒正しき家柄の元子爵は「父はこれ以上の屈辱に耐えていくことができない。ああ、悪魔が来りて笛を吹く」という謎の遺書を残して失踪。子爵の娘・美禰子(斉藤とも子)は金田一耕
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緋牡丹博徒シリーズ7「緋牡丹博徒 お命戴きます」を観る

1971年公開の緋牡丹博徒シリーズ第7弾。監督は加藤泰、主演はもちろん藤純子。鶴田浩二、若山富三郎、待田京介、河津清三郎などおなじみの皆さん。あらすじ舞台は明治末期の上州。矢野竜子(藤純子)は賭場のいかさまを巡ってピンチになるが、結城組の結城菊太郎(鶴田浩二)に助けられる。その頃、熊谷で軍部の兵器工場が原因の公害が発生。菊太郎は被害を受けた農民たちを助けるため奔走。ところが、毎度おなじみ工場の利権
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緋牡丹博徒シリーズ6「緋牡丹博徒 お竜参上」を観る

1970年公開の緋牡丹博徒シリーズ第6弾。監督は加藤泰、主演はもちろん藤純子。菅原文太、若山富三郎、安部徹に天津敏、名和宏とメンツが揃っている。あらすじ以前関わりのあったニセお竜の娘・お君を訪ね歩くお竜(藤純子)。ようやく探し出したお君は浅草でスリになっていた。涙の再会を果たした二人だが、暗雲が立ち込めているのは言うまでもない。浅草六区の芝居小屋を仕切っているのは鉄砲久(嵐寛寿郎)だったが、その利
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東映映画「三匹の牝蜂」を観る

1970年6月公開の東映映画。女性版不良番長シリーズ第1弾として製作された。主演は大原麗子、夏純子、市地洋子。片山由美子、渡瀬恒彦、小池朝雄に金子信雄。ザ・東映ですな。さらに和田アキ子、ピーターなども出演。あらすじ舞台は1970年万博に沸き返る大阪。万博会場を闊歩して色気で稼ぐズベ公三人組。美奈(大原麗子)、サチ子(夏純子)、ハツエ(市地洋子)。なぜだか2人だけ異常に古臭い名前だが、そんなことはい
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松本清張おんなシリーズ2「馬を売る女」を観る

1978年TBS日曜劇場で放送。原作は松本清張、主演は倍賞千恵子。渡辺文雄、財津一郎などが出演。あらすじとある商事会社の社長秘書を務めている星野花江(倍賞千恵子)。社長の米村(渡辺文雄)は競馬大好きで、有力馬も所有している。花江は厩舎から米村にかかってくる電話を盗み聞きし、自分で会員を集めて競馬予想ビジネスを行っていた。だが、それに気づいた米村は孫請け会社の社長である八田(財津一郎)に調査を依頼す
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石井輝男監督東映映画「実録三億円事件 時効成立」を久々に観る

1975年11月公開の東映映画。実在の三億円事件時効寸前に「時効成立」と銘打つのはさすが東映(笑)原作があったのね、清水一行「時効成立」。主演は小川真由美&岡田裕介。金子信雄、田中邦衛などが出演。あらすじ孝子(小川真由美)と同棲している西原(岡田裕介)。借金に追われ生活苦から多摩農協に脅迫状を送る。西原から三億円強奪の計画を聞いた孝子は仲間に。準備資金に西原は未亡人(絵沢萠子)から百万を騙し取る。
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横溝正史映画「八つ墓村」(1977年版)を久々に観る

1977年公開の松竹映画。金田一耕助を「寅さん」渥美清が演じていることで有名。また山崎努演じる多治見要蔵の暴れまわる姿、濃茶の尼の「たたりじゃ~」が流行語になるなど話題を呼んだ。原作は横溝正史、監督は野村芳太郎、脚本は橋本忍。撮影は川又昂、音楽は芥川也寸志と『砂の器』の布陣。主演は萩原健一、小川真由美。山本陽子、市原悦子など豪華キャスト。あらすじ東京の空港で誘導員の仕事をしている寺田辰弥(萩原健一
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