フリーライター Sakamoto Norio ブログ

深作欣二46・角川映画「復活の日」を久々に観る

1980年の日本映画。原作・小松左京、製作・角川春樹、監督・深作欣二。出演は草刈正雄、オリビア・ハッセー、千葉真一、渡瀬恒彦、グレン・フォード、緒形拳、森田健作、多岐川裕美、永島敏行など。音楽はジャニス・イアンと豪華メンバーだった。あらすじと感想構想5年、製作期間3年、製作費24億5千万。2本立て興行が成り立たなくなり、大作1本に予算を使う傾向が顕著となっていたこの時期でも破格の製作費だった。最初
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西村京太郎120「阿蘇殺人ルート」を読む

1987年出版の作品。その年土曜ワイド劇場でテレビドラマ化された。出演は毎度おなじみ三橋十津川。愛川亀井コンビ。山口果林、北村総一朗、紅葉にレオ、鈴木瑞穂、誠直也、三浦真弓など。あらすじ警視庁捜査一課に届いた謎の手紙。内容は「火の国」で人が殺されるとのこと。半信半疑で別の殺人事件の捜査をしていた面々だったがその被害者の自宅から謎の手紙の続きが発見される。一方、月刊誌「旅と人生」の記者土屋は熊本で美
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西村京太郎368・左文字進シリーズ「兇悪な街」を読む

2004年出版の左文字進シリーズ。あらすじ左文字の親友である同業者の川村が射殺される。婚約者もいて幸せになろうとしていた彼はなぜ殺されたのか?川村が引き受けていたと思われる調査を左文字は引き継ぐ。調査の結果、川村は婚約者と違う女と共にいたことがわかる。さらに左文字の妻・史子や川村の婚約者もその女を見たことがあるという。しかし、その女を追った婚約者は失踪、史子は襲われ記憶喪失になるなど前途多難。左文
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熊井啓監督・映画「日本の黒い夏―冤罪―」を久々に観る

2000年の日本映画。監督・脚本は熊井啓。出演は中井貴一、寺尾聰、細川直美、この頃は清純派だった遠野凪子。いまから思えばドラマ「未成年」の感じが一番素だったのかも。いわゆる「松本サリン事件」をモチーフに映画化。監督の第1回作品「帝銀事件・死刑囚」を彷彿とさせる内容。そもそも熊井監督は幼い頃に被害を受けた河野家の近くに住んでいたそうだ。冤罪は予断を持った捜査、マスコミによる誘導というか疑惑の拡大、そ
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西村京太郎64「寝台特急『紀伊』殺人行」を読む

1982年出版の亀井刑事活躍編。なんせ十津川警部は現地に行かない(笑)1984年にザ・サスペンスでテレビドラマ化。あらすじ相次いで両親を亡くし10年ぶりに故郷に帰ってきた中西。彼の家族が地元を追われた理由は中西が10年前に起こしたあるレイプ事件がきっかけだった。しかし、帰郷した彼の周辺には奇妙な出来事が起こる。行く場所行く場所で謎の脅迫状。新宮駅で待ち合わせていた婚約者が失踪。そして迎えに来てくれ
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西村京太郎67「寝台特急あかつき殺人事件」を読む

1983年出版の作品。出版からわずか4カ月後に土曜ワイド劇場でドラマ化。あらすじ大阪で探偵事務所を開いている十津川の元部下・田辺。仕事が少なく困っていたところに50代の女性が依頼が来る。息子が亡くなり散骨するため若い未亡人と寝台特急で佐世保まで行ってくれないかというのだ。楽な依頼と美貌の未亡人だということでうきうきしていた田辺。しかし、そこには黒い罠が待ち受けていた。佐賀と東京で起きた殺人事件の被
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アガサ・クリスティ原作・映画「オリエント急行殺人事件」を久々に観る

1974年のアメリカ映画。自分と同じスウェーデン出身の役を演じたイングリッド・バーグマンがアカデミー賞助演女優賞を受賞。3度目のオスカーに輝いた。あらすじと感想原作は言わずと知れた女流推理作家アガサ・クリスティ。監督はこれまた巨匠シドニー・ルメット。名探偵ポワロを演じたのはアルバート・フィニー。オリエント急行に乗り合わせた乗客が豪華。映画出演久々のローレン・バコール(ボギーの元嫁はん)、バーグマン
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女性の時代を先取りした映画「ノーマ・レイ」を久々に観る

1979年のアメリカ映画。主演のサリー・フィールドはこの年カンヌ映画祭主演女優賞を受賞。あらすじアメリカ南部のある町にある紡績工場。ノーマ・レイ(サリー・フィールド)は女工として働いていた。子供2人を抱え旦那はいない。父と母は同じ職場に勤めている。ある日、ニューヨークから組合のないこの工場にワーショフスキーというオルグがやってきた。モーテルに住みこんだ彼は毎朝ビラをまき労働者に訴える。彼と親しくな
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西村京太郎506「特急『ゆうづる3号』の証言」を読む

2012年出版の短編集。表題作のほか、「18時24分東京発の女」「日曜日には走らない」「首相暗殺計画」「寝台特急六分間の殺意」の5編が収録されている。映像化はいずれもまだなし。表題作「特急ゆうづる3号の証言」は、鉄道を利用したアリバイの話。女をひっかけて睡眠薬を飲ませ襲った男が、特急「ゆうづる」が通過していくところを女に目撃させるのがアリバイとなる。このアリバイを十津川警部がどう解くかがポイント。
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アカデミー賞受賞作映画「黄昏」を久々に観る

1981年のアメリカ映画。ヘンリー・フォンダが最優秀主演男優賞、キャサリン・ヘップバーンが最優秀主演女優賞に輝いた。あらすじニューイングランド地方の片隅にある湖水“ゴールデン・ボンド”。引退した大学教授のノーマン(ヘンリー・フォンダ)とエセル(キャサリン・ヘップバーン)夫妻が休暇を過ごしにやってきた。一家の思い出がつまったコテージ。ノーマンは心臓が悪いうえに物忘れが激しくなっていた。エセルは死の話
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