1982年の松竹・角川映画。
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原作はつかこうへいの直木賞受賞作「蒲田行進曲」。
監督は深作欣二、脚本は原作者自身。
もともと舞台で話題を呼んだ作品。
撮影所を舞台に無教養ではあるが役者として華のある銀ちゃん、
ちっぽけな大部屋役者だが映画をこよなく愛しているヤス、
この2人の間に揺れる女優、小夏。
銀ちゃんを風間杜夫、ヤスを平田満、小夏を松坂慶子が演じている。
クライマックスは階段落ちのシーンだが
なんちゅうても全編にわたって貫かれている撮影所への愛情が素晴らしい。
この作品が作られた頃はまだ撮影所が縮小傾向にあるとはいえ
存在していたわけだがその後の経過はいうまでもない。
一つの映画から学ぶなんてことはドラマじゃあるまいしそうそうないのだ。
しかし松坂慶子さんはめちゃくちゃキレイ。
もちろん今でもキレイだが。
銀ちゃんのキャラクターは好き嫌いあるだろうねえ。
やっぱり一番感情移入しやすいのはヤス。
いらんなあと思うのは挿入歌の「恋人も濡れる街角」。
好きな曲だけどこの映画にはねえ。