1969年のマカロニウエスタン。
何でもありでおなじみのマカロニウエスタンだが
今回はなんとケネディ暗殺を下敷きにしているトンデモ作品。
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あらすじ
南北戦争直後のテキサス州ダラス。
遊説に訪れた大統領が暗殺された。
ビル(ジュリアーノ・ジェンマ)の友人ジャックが犯人として逮捕されるが
無実を信じるビルは友人の新聞記者とともに真相究明に乗り出す。
しかし、証人は次々と殺されビルとジャックは窮地に。
背後には無法者一味と街の有力者が暗躍。
果たしてビルは真相に辿りつけるのか――という話。
感想
ケネディ暗殺から6年後の作品。
監督は名作「怒りの荒野」のトニー・ヴァレリ。
悪役は「フレンチ・コネクション」のフェルナンド・レイ。
それなりに豪華だ。
正義をひたすら信じる主人公というのはやはりジェンマが似合う。
これがクリちゃんやネロだとそういうキャラではない。
ましてやリー・ヴァン・クリーフだと悪役側だ。
当時日本未公開だったのは
やはりケネディ暗殺という下敷きのせいか。
それを取り入れてるのが決して成功とは言えないが
それぞれのキャラの濃さとかいつもの軽妙さとは違い
復讐に燃えるジェンマの姿とかマカロニ好きなら外せない一本。