デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第68弾。
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ゲストは前回と変わらず沢井桃子、横森久、三角八郎など。
あらすじ
父親・孫明生(横森久)を救いに向かった草野刑事だが、
香港カラテ軍団にボコボコにされた上、シャブ中にされてしまう。
草野がGメンを裏切った理由を知る立花警部補は、
黒木警視の指令で香港に飛んで草野の行方を追う。
一方、禁断症状に苦しむ草野がさらに苦しむ出来事が。
孫はヘロイン製造の仲間の一人だったのだ。
苦労の末にアジトを急襲した立花らGメンだが、
そこに草野の姿はなく――という展開。
感想
怒涛の三人連続Gメン退職編第1弾。
初期設定はどこへやらの草野刑事の過去。
まあ、そういうもんだ。
おとっつあんが敵の仲間ってのはある意味お約束。
改心していろいろ裏切っちゃうのもお約束。
もひとつ押して出生の秘密がわかるのがGメンらしさ。
香港の雑踏に消えていく草野刑事の後ろ姿がカッコいい。
ゲストは今福正雄、須賀沢真理子、水原ゆう紀など。
あらすじ
ある事件を通じて知り合ったマリ(須賀沢真理子)を連れて
買い物に出かけた速水刑事。
しかしその最中、何者かに拳銃が入ったショルダーバッグを盗まれてしまう。
一人で探そうとする速水だが、その拳銃で一人の警官が殉職。
殉職したのはマリの祖父・沢木巡査(今福正雄)だった。
さらに拳銃を用いた銀行強盗が発生し、
速水はマリを抱えながら事件を追うのだが――という話。
感想
速水刑事退職編。
進歩ねえなあ、おいおいという話なのだが
いいのだキレイだから。
根岸一正さん&小瀬格さんがちょこっとだけ登場。
水原ゆう紀さんはもうちょっと活躍の場が欲しかったですな。
めっちゃ速水刑事を追い込みながら、
停職処分を出そうとする黒木警視を止める立花警部補。
若林豪さんの声のメリハリはいつ聴いてもいいですな。
あのあたりは新国劇出身ならではなんかねえ。
島田正吾さんの弟子ですからな、何といっても。
で、なんやかんやで事件は解決して
辞職願を出す速水刑事は外事課に戻るのだが。
もうちょっとためらえよ、おい(笑)
あと、マリちゃんはどうなるんだ(笑)
森マリアさんはリアルタイムでは
『長七郎天下御免!』の二代目密偵かなあ。
たぶん最初に観たのはそうだと思う。
うちは刑事ドラマとか観なかったからねえ。
この時、裏番組が『熱中時代・刑事編』。
視聴率はGメンが負けてたんだな。
入れ替わりはそのあたりも理由というか、
テコ入れが必要というかあったのかもね。
ゲストは小池朝雄、頭師佳孝、今井和子、浜田晃など。
あらすじ
シャブの売人が殺され、
目撃者のホステス(北島マヤ)の証言から
映画「ミスター・ブー」のTシャツを着た男が浮かび上がる。
捜査に当たっていた山田刑事は
城西署の今西署長(小池朝雄)の息子・晴夫(頭師佳孝)が
同じTシャツを着ていたことを思い出すが、
ホステスが何者かに殺害されて事件は意外な展開に――という話。
感想
初期メンバーの一人、山田刑事最後の回。
城西署って大都会シリーズも城西署だったような。
小池さん出てたな、そういえば。PART2に。
殉職するけど。生き返って出世したのか。
ま、それはいいとして
いかにも山ちゃんらしい話の内容。
署長に控えながらも、言う時は言う。
男だ、山ちゃん。
刑事ドラマ花盛りの時代で
だいたい人情派中年刑事が一人ぐらいいたわけだけど
独身の設定はどうだったのかなあ、珍しかったのかな。
『太陽にほえろ!』の下川辰平さんの長さんとかね。
家族がいてそういうエピソードが作られてる印象が。
署長の自殺を止めるシーンや
ラストの病室のシーンとかいい場面あんだよね。
三者三様のGメン退職劇が収録されたDVD。
こういう風にキレイにハマってくれるのはいいですな。