赤いシリーズ最終作「赤い死線」を久々に観る

1980年11月に放送された山口百恵引退記念スペシャルドラマ。全2話。
原作はウィリアム・アイリッシュ『暁の死線』。
いわゆるタイムリミットものの古典的名作。
これでもかというぐらいいろんな作品のモチーフになっている。
出演は当然山口百恵&三浦友和。
三國連太郎や宇津井健はじめ豪華なゲスト陣、宇崎竜童の音楽も魅力。

あらすじ

バレリーナの夢を持って北海道の襟裳から上京した良子(山口百恵)。
バレエ団に所属したものの病気になった母親に仕送りをするため、
高級ディスコでダンサーをすることに。

しかしバレエ団の品位に関わるという理由で退団。
事実を母に告げるわけにはいかない良子はダンサーを続けながら、
実家には元気でやっていると嘘の手紙を書いていた。

良子の友達は仕事が終わる時刻を知らせるデジタル時計だけ。
そんな良子の脚を触る欲まみれ男、江藤(高橋昌也)。

その江藤の前に預けた1000万円を返せと明夫(三浦友和)が現れる。
明夫は通報で駆け付けた鈴木刑事(三國連太郎)に連行されるが、
釈放後に江藤から1000万を取り返し事務所を飛び出した。

追われた明夫が飛び込んだところは良子の部屋。
話を聞くうちに故郷で隣どうしに住んでいたことを思い出す。

金を返して朝一番の飛行機でともに故郷に帰ろうとする二人。
しかし、事務所に金を返しに行くと江藤が死体となって床に倒れていた。

二人は無事に北海道行きの飛行機に乗ることができるのか――という話。


感想

ツッコミどころは満載だが、一切気にすることなかれ。
なんちゅうても引退スペシャル番組だ(笑)

赤いシリーズにも出演した豪華なメンバーたちがどういう役で登場するか。
それを楽しむおとぎ話である。

店のマネージャーの石立鉄男さんが面白かったりするのだが、
見方によっては後の「薄汚ねえシンデレラ!」を連想するかもしれない(笑)

アン・ルイスも出演するし。作詞した「ラ・セゾン」はまだ先の話ですな。
しかし結婚を祝うスペシャルドラマが作られるような芸能人カップルは、
この先はもう出てこないかもしれませんねえ。

当時は小1ぐらいで何となくしかわからんかったけど、
そりゃインパクトは絶大なものがありましたからな。
40年以上経つのかあ。自分がおっさんになるのも無理はない……

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