1982年2月27日土曜ワイド劇場で放送。
京都殺人案内シリーズ第6弾。監督は工藤栄一。
原作は和久峻三「血の償い」。ゲストは根上淳など。
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予科練の同期会に出席した音川音次郎(藤田まこと)。
ところが出世頭の物産会社社長・松尾(根上淳)と諍いを起こす。
複雑な思いを抱えながら帰宅すると少年がいた。
音川の娘・洋子(荒木由美子)が連れて帰って来たのだ。
どうやら少年は記憶喪失らしく、一言も口を利かない。
次の日、水死体が上がり哀しい事件の幕が開いた――という話。
感想
悪くないエピソードなんだけど繋がりがイマイチな感じ。
登場人物の出し方が悪いというか、有機的に繋がらないというか。
だいたい苫小牧行った時に屋上から観てるのは誰なのよ。
もし犯人なら子ども誘拐しないと話が繋がらないのでは。
そもそも子どもに犯行見られてさらおうとするなら
もっと執拗にいかんとアカンだろ。
などなど戦友なら戦友メインでもっと話を動かした方が。
そうしないとグッとこないのよねえ。
やりようによってはもっといい話になるのになんかもったいない。
遠藤太津朗の秋山課長はこの頃から本領発揮。
それまでもあるんだけどフィーチャーされてきた頃かな。
まだ土産がどうのとか音川とのコミカルなやりとりはない。
これぐらいの方がちょうどいいんだけどねえ。
2代目洋子は荒木由美子さん。「燃えろアタック」の人ね。
これ一作で終わったのは「雨のバラード」湯原昌幸さんと結婚し引退したからかな。
シリーズはこういう配役が難しいですな。
それもまた魅力のひとつなんだろうけど。