極妻シリーズ10・東映映画「極道の妻たち 決着」を久々に観る

1998年公開の極妻シリーズ最終作。
監督は中島貞夫、脚本は高田宏治。
ここまで来ると原作・家田荘子は基本関係ないような。
最後を飾る主演はもちろん岩下志麻。そしてかたせ梨乃。

あらすじ

大阪南部が縄張りの井出組(名古屋章)の秋葉組長(竹内力)が殺された。
リゾートホテルの建設に乗り出し堅気になることを視野に入れていた秋葉の目論見は脆くも崩れる。

秋葉を殺したと自首したのは玉城(トミーズ雅)。
玉城が井出に頼まれて秋葉を殺したと自供したことから井出が逮捕される。

自分が手塩にかけて育てた秋葉を井出が殺すはずがないと
井出の妻・春日(岩下志麻)は真相究明に乗り出す。

事件の発端は秋葉が狙っていた信用金庫理事長の巨額の隠し財産だった――という話。


感想

久々に観てもやたら登場人物が多い。とにかく多い(笑)
出だしの秋葉殺害から回想にいっちゃうので、ちゃんと観てないと「?」となる。

今をときめく?山本太郎さんも出てますな。
裏切った金山一彦を刺し殺す役だけど。

今は亡き大杉漣さんもいいポジションで出てる。
ああいう役は儲けもんですな。最後死んだのかどうなのかよくわからんけど。

人物が多すぎてごちゃごちゃしているせいか
どうなることやらと思うけど最後はきっちり溜飲が下がる。

そこまで主人公目線で動いているわけではないのに
ラストできっちりイケるのはやっぱり監督の手腕の賜物ですな。

歩いていく岩下志麻とかたせ梨乃はまむしの兄弟かはたまた悪名か。
もうちょっとええ場所歩かしてあげたらよかったのでは…
と思わんこともないが、まあええ感じの終わり方ではありますな。

映画のシリーズはこれで終了だけれど
とことん柳の下のドジョウを狙ってビデオ作品が作られていくことに。
それはまあ…どうでしょうねえ。

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