1974年公開の東映映画。
主演は千葉真一、監督は石井輝男。
ブルース・リーに始まる空手映画の大ヒットを受けての企画。
他のシリーズと違い、随所にマンガチックというかコメディタッチなのが独特。
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あらすじ
甲賀忍者宗家のもとで生まれ、
幼き頃から特訓を積み重ねてきた甲賀竜一(千葉真一)。
現在は火の車の探偵事務所を経営する彼は、
麻薬撲滅に執念を燃やす元警視総監・嵐山(池部良)に雇われる。
他のメンバーは嵐山の元部下で殺し屋・隼(佐藤充)。
元合気道師範で死刑囚の桜(郷鍈治)。
美人秘書の恵美(中島ゆたか)の計4人。
狙うはニューヨークマフィア日本本部。
総支配人のマリオ水原(津川雅彦)は大使館令嬢をたらしこみ、
麻薬の運び屋に仕立てていた。
水原は西山(西城正三)ら名うての殺し屋を雇い入れていた。
大がかりな麻薬取引の日、水原邸に忍び込んだ甲賀だが――という話。
感想
荒唐無稽、支離滅裂、何でもあり状態。
なんたってチームワークもへちまもない。
平気で仲間おいてくし、最後は甲賀と隼しか出て来んし。
残りの3人どこ行った(笑)
甲賀の修業時代の若き日を演じるのは真田広之。
よくよく見ると面影がある。
ちょい役でも結構豪華で名和宏、室田日出男が
佐藤充にどたまかち割られて死んでいく。どんな殺し屋やねん(笑)
さらには元世界チャンピオン、西城正三がいるし
まだブレイク前かもうしてたか倉田保昭が応援に来るし
中島ゆたかは相変わらずエロいし言うことなし。
なぜだか耳食いちぎる安岡力也もおるし。
終盤のアクションで悲惨な目にあいまくる。
そしてそれを横目に涼しい顔のマリオ水原(笑)
それより忍者の末裔のはずなのに
ひたすら空手で相手を倒す甲賀のいいかげんなこと(笑)
コメディアクションっていえばええんかね、これ。
佐藤充の奇妙な笑いが象徴するように独特な作品。