1965年年末公開の東映映画。
網走番外地シリーズ第4弾。
主演はもちろん高倉健、監督は石井輝男。
他に嵐寛寿郎、安部徹、大原麗子など。
1965年度の興収第2位となる大ヒットを記録。
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あらすじ
毎度おなじみ網走刑務所にいる橘(高倉健)。
病身の葉山(千葉真一)の頼みを聞いた橘は、
仮釈になると釧路にいくことに。
そこでオホーツク方面に行くトラックの運転手を引き受けた。
しかし、そこにはギャングの安川(安部徹)たちが。
運送店の娘(大原麗子)を乗せて奇妙な旅が始まった。
途中、脱獄囚(杉浦直樹)や病院に連れてってくれという親子、
さらには心中未遂の女などを乗せトラックは走る――という話。
感想
要するにジョン・フォードの「駅馬車」形式。
大原麗子さんはやけくそ可愛い。
雪原で転ぼうが何しようが、とにかく可愛い。
やはり悪役似合うぞ安部徹さん。
何なんやろねえ、不思議だけど。
葉山の親分(小沢栄太郎)のとこに行けば
葉山の嫁は親分の情婦になっている展開。
まったくロクなもんじゃない。
序盤、いいところをかっさらった
満期の近いアラカン鬼寅が最後も活躍。
いいキャラクターしてんねえ。
違和感があるような無いような独特感が素晴らしい。
ちょい役でこれまた毎度おなじみ
石橋蓮司、小林稔侍といった今では大ベテランが登場。
こういうところを楽しむのもシリーズものの魅力ですな。