中島貞夫監督・東映映画「バカ政・ホラ政・トッパ政」を観る

1976年公開の東映映画。
主演は人気絶頂の菅原文太。
相棒が中山仁、ケーシー高峰という意外性。
他に倍賞美津子、伴淳三郎らが出演。
主題歌は美空ひばり「ある女の詩」

あらすじ

昭和30年代前半、銀座を舞台に暴れまわるバカ政(菅原文太)、
ホラ政(中山仁)、トッパ政(ケーシー高峰)。

この3人がひょんなことから知り合い組を結成。
しかし、それを良しとしない他の組から包囲網を敷かれ、
抜き差しならない状態に置かれていくのだが――という話。


感想

キャスティングはなかなか豪華。
美空ひばりの主題歌もいいし、
ダウンタウン・ブギウギ・バンドや美輪明宏の歌も聴ける。

しかし、この3人でのし上がっていくチンピラをやるのは
かなりというか絶対無理あるだろという話である。

化学反応ってのは必ず生まれるとは限らんのだ。
仁義なき戦い」と「サインはV]と医事漫談だもの。

製作側も脚本家はサジを投げ、監督もやけくそで撮影。
その割にはまあまあかいなという気もせんでもないが。

ある意味新鮮な感じはあるし、
いい作品ってことではないがこんなのもあると、
一連の任侠というか実録映画の流れで観るなら外せない一本。

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