深作欣二42・東映映画「ドーベルマン刑事」を久々に観る

1977年公開の東映映画。
原作はジャンプに連載されていた同名作だが
タイトル以外は似ても似つかぬ作品となった。

あらすじ

新宿で女性の焼死体が発見。
被害者の身元は石垣島出身と判明。
警察は連続殺人放火魔の仕業と断定、
元暴走族の三迫(岩城滉一)に容疑がかかる。

女の遺骨を引き取りに石垣署からやってきた加納(千葉真一)。
事件に疑問を持った彼は、新人歌手(ジャネット八田)の
救出に力を貸して以降、芸能界の裏側に突っ込んでいくことに――という話。

感想

まあ似ても似つかぬ話。
よくもまあ原作をこんだけ変えたもんだ。

この時代、漫画原作の作品って結構多いけど
まあロクなものがない。

「ドカベン」しかり「サーキットの狼」しかり。
「こち亀」に至っては存在すら消されかけてたもんだ。

唯一成功したのは「花の応援団」シリーズぐらいなもんだ。
ま、だからみんな乗っかんだろうけど。
柳の下にドジョウは二匹おらんのだ、やっぱり。

子豚をペットに都会を放浪する刑事ってかなり無茶。
「ターザン」とか呼ばれるし、「ドーベルマン」では全くない。
まあ原作を知らなければ、そこそこ楽しめる映画なんだけど
原作ファンからすりゃ観ない方がいい映画といえる。

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